2007年4月9日(月)

山越えてつかの間の花見

 我ながら大胆な「明日は明日の風が吹く」的な寝方だったが、夢の中でギリギリ君はいろいろ考えていた。

 朝起きたら、難解そうに思えていた今年度前期の「医療文書実務」なる授業のある程度の進め方が固まっていた。これが僕が信じている「夢の力」。

 今年は毎年のパワーポイントに加えて、地味だけど実際に人のために役立つこと、それこそ『実務』を授業の中に取り入れよう。そのことで何か新しい力がつくかどうかは生徒によりけりだけど、同じことをとに角コツコツやること、そして、それが実際に世間の人たちに役立つものになるという経験をしてもらおう。

 いつもいつも一山超えると次の山が見えてきて果てがない感じがしていたが、最近の一番大きな山はこの授業始まりだ。当日朝になんとか上れそうな気がした。

 今日は僕にとっても短大の前期としても授業始まりの日。授業はある程度早めに終わり、後は学校の印刷室で今後の資料準備の印刷作業。やっぱり企業向けのコピー機は力がある。こういうのを自分の部屋におけるようになったら工房GUSUKUも少し発展したことになるのかも知れない。今日はその印刷室にシュレッダーを発見。これもすごいなぁ。

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 こんな日も設定仕事はあるんだねぇ。まぁ、授業が済んでからのことだから平気は平気。

 授業は8時40分始まりなので、1時限が終わってもいつもの設定取り組みの時間とそうかわらない。

 1件目はつつじヶ丘。つい先日Y本さん宅に立て続けに3回行ったけど、一度こういうルートがつながると他にも仕事が入りだすらしい。

 今日のつつじヶ丘にはまだ桜がたっぷり残っていた。今年の桜は長持ちしている。今年は雪を見ない冬だったが、春がいつまでもポカポカしないこともあって桜の息が長いような気がする。

 2件目は高知大の新入生の女の子。本来は午前工事の予定だったが今日から授業始まりで(短大と一緒だね)、工事が午後3時以降ということに。

 おまけにその子は6時から予定があるということなのだが、工事の方も急の予定変更で何時になるか分からない。工事が済まないと接続確認も出来ないが同時進行で設定作業をやれば6時には間に合うかも知れないので4時半くらいにとに角訪問することにした。

 その時点で工事業者さんからは連絡なし。

 「万が一今日設定できなくて、日が1日2日伸びても死なないよネ。」

 「ハイ、大丈夫です。」

 「じゃあ、もう30分くらいしてもう一度来ますから、それでも時間のメドが立たないようだったら日を変えましょうネ。」

 5時過ぎに行くとやっと工事業者さんからの連絡が入っていた。5時半に来てくれるらしい。

 工事が30分というのも最短だから、ちょっと無理だな。

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 さぁ、急がなくちゃ。

 太陽は水平線から15度以上、上にある。ということは1時間ちょいはまだ陽があるよな。

 何を急ぐって、僕の裏庭の浄水場で花見をする。

 いつか時間の余裕が出来たらなんてあてにならないし、花見はなにがなんでもするのだ!

 飲まなくてもいい、食べなくてもいい。1年に一度はあのピンクの渦の中に身をおいてホーッとしなくてはいけない。せっかく自分の庭にあれだけの桜が咲いているのに、民衆(たみ)にばかり提供して自分は仕事で走り回ってるなんて、オーナーとしてまずいだろう。

 桜の名所、旭浄水場のある水道山は僕の裏庭なのら!!