2007年5月4日(金)
今日は小松のところでにわかカメラマン。
小松は中学生の時お世話になった(面倒をかけた)担任の先生が定年退職されるのを機に、「送る会」兼「同窓会」を企画した。今年の初め頃から、今日の「送る会」開催に向けて、仲間だけを対象にした連絡用のホームページを作り、数人の幹事役と会合を持ち、参加者を募って企画を進めて今日が来た。
その企画の中の一つに、今日の会の様子をビデオに残し、それを編集してDVDに焼き参加者に配るというのがあり、そのビデオ係りを僕に依頼して来た。
病院に勤めていた時はいろいろな行事ごとがあり、何かの講演会などでお客様が会場に入りきれない時など、会場外に大きなテレビを置いて、中の様子を会場の外からも見れるようにしたもの。その時の仕組みは僕が作り、カメラは僕が操作していた。
初めて聞く講演に集中し、一聴取者がどこに目を向け、スライドのどこを追いかけるかをその場で判断してカメラを操作する。あの頃はそういう時の集中力がとても冴えていたと思う。終わった後でガッツポーズをとりたくなるような場面が結構あった。
あれからもう何年もたって、今回はどうなるんだろう?しばらくカメラも触ってないし、今回のカメラは小松からの借り物だし・・・。 プロなら自分の使い慣れたいつものカメラを使って、事前の打ち合わせもたっぷりやって、当日はあまり話をしなくでもことが進むということになるのだが、今回は会が始まる前に段取りということに。
かといって、僕が心配し過ぎるのも筋違い。メインは今日の会がいい会になることであって、記録はその次に来るもの。とに角昼間のあいだにカメラに慣れておいて、後は出来る限りのことをやるしかない。
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で、その会は・・・。
中学を卒業して15年。お世話になった先生の定年退職を機に集まった卒業生たち。みんな30を過ぎて、中には今教師をやってる人もいるし、子供をつれて参加しているお母さん生徒もいる。
小松と話をする時に昔話に聞くその先生は、僕はてっきり男の先生だと思っていたのだが、実は女性だった。
でも、男勝りに違いない(^.^)
言うことを聞かない生徒たちをビシバシと指導し、厳しくて怖いながらも、生徒たちに頼られ、慕われていたといった様子。
これは伝説になりそうな、生徒たちの心に必ずやクッキリと思い出を残す先生だったに違いない。
それが、転勤して別の中学を定年退職するにも関わらず、そのことを聞いた15年前の卒業生たちがこういう会を開いて集まって来るということにも現れている。
先生は英語の教師で、音楽部の指導もしておられたとのこと。小松の企画で20分くらいの「授業」もあったのだが、こういう会でいきなりそういう企画をどうこなされるのかと思ったら、それはそれは見事な授業だった。
学校での授業風景そのままに、答えられないと『立っとれい!』の声が飛ぶ。
なるほど、これはスゴイ先生だわ。
カメラのこちら側で僕も一生徒になっていた。僕を当ててくれんかなぁ。きれいな発音で答えるのになんて・・・アハハ(^.^)
小松はこの先生に随分と面倒をかけたらしい。そして、小松はこの先生の一番のファンなのに違いない。
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いつの間にか、撮影の出来不出来とは別に、「いい会を見せてもらった」というのが僕の今日の感想。
あの先生はすごいわ・・・
で、その先生をいつまでも慕っている生徒たちもステキだ・・・