2007年5月19日(土)

設定、怖し

 最近、設定作業が少々怖い。

 作業自体は決まった手順があってそのとおりにやるだけのこと。でも、触るパソコンは様々で、メーカーが違い、同じメーカーでも機種が違い、Windowsの種類が違い、加えて今までのユーザーの使用履歴は千差万別。そこに無線設定があったり、ウィルス対策ソフトの入れ替え時のトラブルが発生したり。

 僕は、今現在、設定時に起こったトラブル解決の宿題を二つかかえている。ここに又別件でも加わろうものなら・・・

 モウイカンワ!!

 なんか、祈る気持ちだなぁ・・・。

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 さぁて、今日はどうだろう?

 朝倉己での設定。VISTAのメモリーが最低基準の512MBで、パソコンの動きが遅かったが、先にそのことを説明してお客様納得の上での設定。

 お客様はバイトのつもりで始めた造園業が今では自分の仕事になったという不思議な職歴で、気さくな奥様。パソコンの前には、以前設定に行くはずが工事延期で行くことにならなかった土佐市のとある造園業者さんのカレンダーがあって、その時の電話での応対がとても気持ちよかったという話から、四方山話をしながらの設定になった。こういう時は大抵うまく行くんだ(^.^)

 遅いのはともかくとして、作業はとても気持ちよく出来た。

 こんな時に、この前、設定中にお客様がメモリーを買ってきた時の経験などが生きる。その時は大変でも、やはり「経験」の価値は大きい。

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 さぁ、2件目もこんな風に行って欲しいなぁ。2件目は大津のとある銀行の寮。

 ここでは格闘することになった。

 「メモリー256MBというと、少し動きが遅くなるか、とんでもなく遅くなるかの微妙な分岐点なんですよねぇ。」なんて説明で始めたセキュリティ対策ツールのインストール作業。見たところウィルス対策ソフトは入っていないので始めたのだが、その途中・・それは起動してから10分くらいだろうか、ノートンが出てきた。

 アーレレ、それじゃ、ノートンを削除しなくちゃ・・・。

 で、つまずいた。「ノートンを削除出来ない」という内容のメッセージが出て先にすすめない。 

 今はノートンでつまずいた案件をかかえているので、とに角パソコンに変化を与える「インストール」とか「アンインストール」を回避することにしたい。ノートンが出て来るまでに10分もかかる状態で何が何でもセキュリティ対策ツールに入れ替えるというのは絶対無理。

 起動、再起動にあまりにも時間がかかるが、今の時点では僕の作業でパソコンに与えた変化は何もない。

 ここはひとつ安全策で、接続設定は自分のノートパソコンをCTUにつないでやった。こちらはコース変更でメールの設定換えは必要ないので、接続設定が済んだCTUにお客様のパソコンをつないでホームページが見えること、そしてメールの送受信が出来ることをお見せすればそれでよい。

 が・・・

 ホームページが見えない。メールもバツ。

 「最近、ネットに全然つないでないのでそれがいけなかったんでしょうかね?」とは、奥様の話。

 今までは、電話回線での接続の遅さとパソコン自体の遅さで、ほとんどパソコンを使っていないとのこと。

 ウーン、正直ワカリマセンー。

 それからあれこれ試してどれもアウト。見た目ではIPアドレスやらなにやらみんなまともなのだが・・

 「とに角、ホームページが見れるところまでいろいろやってみますけど、お勧めとしてはリカバリーとか試された方がいいと思います。」

 とうとう、リカバリーの話までして、ふと思いついた。

 ファイヤウォールじゃないか?

 なにしろ、起動してから10分くらいしてやっとノートンが出て来るので、ノートンの設定はまだ見てない。自分の中で勝手に「問題外」に追いやっている。

 で・・・、ファイヤウオールの設定を見てみると、インターネット接続が拒否されていた(-_-)

 おそらく、ノートンが寄越してくる「許可?拒否?」のメッセージに対する返答の仕方で、お客様はその気はなかったのにインターネット接続が拒否されていたのだろうと思う。

 まぁまぁ、いろいろあるもんだねぇ。

 今回は、ノートン起動の遅さに、僕がファイアウォールの設定を見るということを無意識にうっちゃっていたということかな・・。

 ほんとにいろいろあるもんだ。