2007年6月6日(水)

市営団地にて

 「おばあちゃんと仲良く暮らせてるってこと自体が、いい青年ですよねぇ。」

 「近頃は年寄りを相手にしてくれん若者が多いのに・・言うて、他の人にも言われます。」

 朝倉南の市営団地の一部屋。僕を迎えてくれたのは高知大学2回生の男の子とそのおばあちゃん。

 この青年がなんとも好青年なんだなぁ。車の置き場所を聞くために団地についてから電話をすると、走ってやって来て、はたまた走って車の置き場所まで誘導してくれた。話し方も人擦れしてなくてなんともさわやか。

 「近頃まれにみる人擦れしていないいい青年ですよネェ。」

 こんなことをおばあちゃんに言ったことから会話は始まった。

 技術的なこともあれど、僕の仕事も客商売。相手が年下でも学生でも最初は一応「ですます調」で始まる。で、人間的な気持ちの交流があるとそれがもっと自然な年齢関係になって「だよネ」みたいな話し方になったりもする。一応、作業の進み方の順調加減もそれに影響するかな・・(^_^.)

 でも、こちらでは作業にかかる前からこの青年の素直な感じで、こんな会話から始まった。

 こちらは大学の生協でのネット利用申し込みをしたのだが、無線がどうしてもつながらず、それならと、一旦その申し込みを全部解約して、NTT系列のインターネット利用を申し込みし直したと聞いている。だから最初からトラブル含みの設定なのだが、この人たちなら僕もノビノビとできる。

 で、問題は単純にルーターの設定方法の捉え違いだった。聞けば、前回の設定の時は学生のアルバイトのような人が来てたとのこと。

 「よかったです。設定の感じも説明も全然違ってました。」

 ウッレシイナァ(^.^) 褒めてもらったよ。

 おばあちゃんも、「おばあちゃん」と呼ぶにはとても感覚の若い方で、インターネットにも興味がありそう。

 「私には分かりそうもないけんど・・」と言いながらパソコンに表示されたホームページを見に来られる。

 いいなぁ、この感じ。

 前はおばあちゃんと息子さんで同居されていたとのことだが、今は高知大に通うお孫さんとこのおばあちゃんでここに住んでいるとのこと。

 「たまにこの子も偉そうにいうこともあるんですけどネー」

 といいながら、おばあちゃんの顔には笑顔が一杯。

 こういうのはステキだな・・・(^.^)