2007年7月7日(土)

文楽、道具の日

 今日は大道具で県民文化ホールのグリーンへ。文楽の道具仕事とだけ聞いていて、内容は把握していない。小屋入りもいつもの9時ではなく10時でよいとのこと。少し早目についたのでホールの表の方に回って催し物のお知らせボードを見ると「平成19年度高知県民文化ホール自主文化事業文楽高知公演」とある。

 そうか、そんなんだ・・、と思いつつまだなんにも分かってはいない。

 我々裏方の入り口である搬入口にまわると、今回僕を呼んだ河渕さんはまだ来ておらず、ホールの企画担当のO原氏が大阪から来た文楽の道具方に紹介してくれた。県民文化ホールの自主企画だけに、昔舞台の係りでお馴染みだったホールの職員さんたちも来ている。まぁ、なつかしい。

 で、ここ数年徳島のバレエ教室の催しに呼んでくれている照明の正木さんも今回は照明スタッフで入っていて、その内河渕さんもやって来て、そんな中での会話から今回の全体像が見えて来る。

 今回の文楽は大阪の国立文楽劇場から来ているとのこと。演目は文楽ものは「五条橋」「阿波の鳴門」、間に人形の使い方の説明や「落語」なども入れて2時間くらいの予定。われわれのやることは舞台転換時の道具換え。(当たり前といえば当たり前の話か・・(^_^.))

 文楽と言えば、この道にいるには「ほんまもんを見た方がいい」ということで棟梁に連れられて1度、曽我さんと一緒に1度、国立文楽劇場に行ったことがある。あれからもう10年以上経っている。

 あの時、客席側から見て、一番こちら側にある手擦りの向こう側はどうなってるんだろう?などと思ったものだが、今回は裏方の立場で舞台裏の様子を見ることが出来た。

 いつまで経ってもしろうと臭が抜けない僕が、こうしてプロの舞台の裏に入れたりする。

 有り難いけど、申し訳ないような・・・(^_^.)