2007年8月2日(木)

テレビ電話に我思う・・

 谷病院。今日は院内LANでのテレビ電話、カメラとマイク編。

 パソコンはうまくいけば一瞬、ひっかかれば永遠・・

 今日の場合は一瞬を予想していたのだが、やりながらNetMeetingの作りを読み取って行くようなところもあって一日がかりになったかな。

 例えばchatは3人以上でも出来るがテレビ電話は1対1じゃないといけないとか、実験をやりながら分かっていく。

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 以前、NetMeetingを使って、ネット上でのテレビ電話が出来るようにしていたことがあるが、やはりこれは面白かった。

 僕の場合はアメリカにいるいとことたまたま同じ時間帯にそれぞれがネット上にいることがわかると、chatをしたりテレビ電話で話したりしていた。

 ただ、いとこはいつまでもカメラとマイクをつけず、こちらはテレビ電話、あちらは手入力のchatというなんかちぐはぐな感じだったけど。

 テレビ電話は相手の映像が見えないと、ついこちらの映像があちらに見えていないような感じになってしまう。

 そのうちパソコンの調子が悪くなってリカバリーした時にカメラとマイクは外してしまい、それっきりやらないでいた。

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 楽しい、便利はその価値が分かって初めて感じ取れるもの。テレビ電話なんて自分が子供の頃からするととんでもなくスゴイことなのだが、慣れてしまうと出来て当たり前だったり、「それでどうした」になり兼ねない。

 今の世の中はそんなことが沢山だ。洗濯機も冷蔵庫も自動車もバイクも、ラジオもテレビもパソコンも携帯も、みんなみんなスゴイものなのに、もうそのスゴサが感じ取れなくなりつつある。

 新しいものが新しいものとして出現した時の驚きを経験しているだけ僕たちはまだ恵まれているのかもしれない。

 生まれた時には既にテレビがある世代、パソコンがある世代の新しいものに対する感覚ってどういうものなんだろうな・・・

 案外、アナログなものに対して、とても新鮮な驚きがあるのかも知れない。

 かくして時代は交互にめぐり、人類は生まれるたびにイチから出直し、ゆっくりゆっくりと進化して行くしかないのかも知れない。

 なんでも最後まで行き着くとそれで終わりになるから、「進歩」はユックリでいいのだ。