2007年9月6日(木)

Backupに我思う

 今日は谷病院の日。

 先週から取り掛かったことだが、今日院内のパソコンのほとんどにバックアップ用のソフトをインストールしてそれぞれに設定をした。まだバックアップ先の外付けのハードディスクを用意していないので作業終わりは来週になる予定。

 谷病院だけでも、時々どこかのパソコンがおかしくなって再インストールするというのが最近何度かあったが、僕の仕事の性格上、バックアップの必要性を強く感じさせられるようなことがあちらこちらのお客様のところで起こっている。

 パソコンが壊れた時、経済的な痛手はともかくとして、パソコンは極端な話買い換えればなんとかなる。しかし、その中に入っていたデータは取り返しがつかない。値段のつけようがないが、それぞれのパソコンに入っているデータは、それを作るために使った時間と、そのデータによる効果や成果の二重の価値がある。

 でも、ウィルスと同じで、一度痛い目に会わないと、バックアップということに人は目を向けない。

 バックアップのソフトはもちろん市販のものもあるが、ネット上では結構いろいろなものが無料で提供されている。

 今回谷病院で使ったのは、それこそその名も 「Backup」。それと 「超簡単バックアップ」。

 ネットで検索したら、他にもいろいろとヒットする。それだけ、多くの人がバックアップの大切さを大きく感じている証拠だと思う。

 そして、これらのソフトでバックアップすると、僕のホームページでリカバリーの時のデータ退避のために、パソコンのどの場所から何を残しておいたらいいかということを説明しているが、設定次第でその内容を理解していようといまいと大事なものは大抵残しておくことが出来る。

 自動処理で何時間か置きにバックアップすることも出来るし、パソコンとバックアップ先の内容を常に同じにしておく「ミラーリング」も出来る。又、やり方次第で○月○日の重要データ、その次は△月△日の重要データと、ある時点時点のデータを別に残しておくことも出来る。

 いくつものバックアップソフトを試した結果、バックアップはどんなパソコンでも絶対不可欠なものだというのが僕の中の常識になりつつある。ソフトは無料であるし、やってみれば設定はそんなに大変じゃないし、それで、無くなったら取り返しがつかないデータをパソコンとは別のところに残しておくことができるのだ。データが多ければ外付けのハードディスク、少なければUSB接続のメモリーでもいいのだ。

 とに角、パソコンの中とは別のところにもうひとつ同じものが残っているようにすると、パソコンになにかあった時にそれが威力を発揮する。

 みなさんもバックアップということを一度考えてみて下さい。少々お金がかかったとしても、やる価値があると思います。