2007年9月15日(土)

K松さん

 午後1時過ぎ 口細山のK松さんのところへ。この方には6月にノートパソコンを提供させて頂いた。その時に、ご主人のためにパソコンを使って作ってあげたいものがあるからやる時には方法を教えて欲しいという話が出ていたのだが、今回その声がかかったというわけ。

 K松さんは大きな病気を抱えられていて、「生きてるうちに約束を果たしておきたいから」というような表現を再々される。でも、見た目には世の中に沢山いる病気じゃないけど文句たらたらの健常者(?)の何倍も明るくてとてもそのようには見えない。逆に、この方がその場にいるだけで一緒にいる人が元気をもらえるようなそんな人。

 そして、そのK松さんが旦那さまのために作ってあげたいものというのは、旦那様がスケッチブックなどに川柳と絵を組み合わせて書き溜めたものを冊子として製本すること。スキャナーを使ってパソコンに取り込み、それを印刷して製本するということは分かっているが、その具体的な方法を教えて欲しいというのが今回の依頼。

 たまたまだが、僕は短大のゼミのレポートを製本するということで用意した製本機もあるし、そのためにいろいろと工夫した製本の経験もあるから、パソコンやスキャナーの扱いだけではなく製本作業の方もお世話できる。こういう「出会い」というのはよくしたものだ。

 今日のところはK松さんの複合機のスキャナー機能を使って原稿作りの方法をお教えする。K松さんの旦那様は思いついたらパッパッと川柳とそれにまつわる絵をその場にある紙にしたためる方で今回本にしたい絵が何枚あるのか今の僕には分からない。全ての作業をご一緒するのではなく、やり方をお教えして作業はK松さんにやってもらう。何日なのか何週間なのか、それが済んだら次は製本だ。

 今日はメールにデジカメの写真を添付する際の画像の大きさの調整などの質問も出たりして、結果的には3時間くらいの滞在だったたろうか・・。

 「私が分かってないところをわかるように説明してくださるし、新しいことがいろいろ出来そうな気がします(^.^)」

 うわぁ、そう言ってもらえて、これほど嬉しいことはない。

 今日は思いの外長い滞在で、その間に僕はK松さんからたくさんパワーを分けてもらえてるわけだが、体のこともあるし、K松さんには勢いづいてただ早くやるんじゃなく、経過も楽しみながらユックリとやってもらえたらと思っている。

 そして、K松さんの明るい性格なら、これが済んでもまた新しいやりたいことが出てきて、今度はそれをまたユックリ楽しんで。

 長いおつきあいしましょう。

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 午後5時。

 「高知に出て来て、宮城さんが近くになったらついつい頼ってしまって、自分で頑張らなくなってしまいました。」

 とおっしゃるのはエステのお店を佐川から高知市内に移転された佐川のSさん。佐川の家の方でインターネットがつながらなくなった。それとプリンターの印刷も出来ない。

 おかしいなぁ、プリンターは前回お会いした時も見てみて、問題なく動いたのだが。

 「おかしいですねぇ。私がやったらうまく行かないのに宮城さんがやるとうまく行く・・。」

 というのが前回の終わり方。

 インターネットの方は回線のこともあるから現場に行くのが一番なのだが、今回はパソコンの方をいろいろつついたのでパソコンの可能性が強いということもあり、まずは高知で見てみることにした。パソコンは確かにインターネットエクスプローラがどこにあるのか分からないようになってはいたが、接続の方は問題ない。これだと佐川で回線につないだらまたネットにつながらないという可能性も残る。僕を呼んだことが空振りにならないように、もし佐川でネットにつながらなかったらまずはコレコレコウイウコトをして下さいと説明する。

 で、プリンターは・・・

 また、動いた。

 昨日のNECじゃないけど「放電」のせいかも知れない。佐川から高知のお店にもってくるためにプリンターは一度電源やパソコンから完全に解放されている。

 そのためにエラーが解除されて困っていた症状が出ない。それなら前回、今回共通の「私がやるとうまく行かないのに・・」というのも納得が行くんだよな。

 今度同じことが起きたら、まずはプリンターを電源からもパソコンからも解放してみるということを説明。もちろん、印刷が出来なくて溜まっているドキュメントがあったらそれを削除することも。

 呼んでもらえるのは嬉しいけど、僕もトラブル関係でのお呼びは気の毒感が強くて回数は少ないほうがいいと思っている。

 「今度新しくこういうことしたいんですけど、宮城さん手伝ってもらえます?」

 というような電話がSさんからかかってきたら嬉しいナ(^.^)