2007年10月18日(木)
谷病院にいる時、製本作業でお世話になったK松さんから電話。
ご主人の「らくがき俳川」はあちこちで喜んでもらえて、贈った人からお礼の手紙などが届く毎日。70部作ったのにもうほとんど無くなってしまったが、「私も欲しい」と言ってくる人もいる。ご主人ももう少し欲しい様子なのだが、それには「作る」と返事するでもなく、実は内緒で10部印刷を済ませている。ついては、製本をお願いできないでしょうか?
もう〜、なんてかわいい発想をするんだろう(^.^) K松さんが用意したご主人へのサプライズ。早速今日預かりに行くことにした。70部もの製本作業をしたおかげで、ノウハウはかなりいい線で出来上がっているから、おそらく明日にはお渡しすることも出来る。
夕方、K松さんのお宅に行くとご主人は散歩に出かけられてお留守。K松さんは画像関連のことで質問もあるということなので、しばらくK松家にいることになる。その間にご主人が帰って来て奥さんのサプライズがバレてもいけないので印刷済みの10部はさっさと僕のカバンの中に入れておいた。
で、しばらくするとホントにご主人が散歩から帰って来られた。
でも大丈夫。僕がここにいるのはパソコンの画像の扱いで奥さんに呼ばれたからだから全然不自然じゃない。内緒ごと持ってるのが少しだけ申し訳ないけど、それも明日になればサプライズに変わる(^.^)
奥さんの今の様子を歌にすれば・・・
♪あなたの喜ぶ顔が見たくて 内緒で用意したの サプライズ・・(ここはバックコーラスね)
なんて、出だしになるんじゃなかろうか(^.^)
これって、出会ったばかりの男女の歌だよなぁ。
でも、お二人は何十年も(? 細かくは定かではない)連れ添ったご夫婦なのだ。それでも、こういう発想が出来るのは、K松さんが生来持っている明るさという個人的なキャラクターもあるだろうけど、それを失わないでいられる夫婦関係ということもある。
ご主人も「らくがき俳川」の中で、ご自分のご両親に対する思慕の念や感謝の気持ちを素直に俳句や川柳に表現される方。
二十歳くらいまでの若さじゃなくても、こういう純粋なものを失くさないというのは実はとても強いものに支えられたすごいことだと思う。だから見た目の「かわいさ」の裏には尊敬すべき強さがある。
でも、表に出て来るのは温かいやさしさだったり、かわいい茶目っ気だったりするわけで、僕はこのご夫婦に会うのが楽しい。
楽しいのが一番!(^.^)
さっ、楽しい製本作業にかかろうか。
ちなみにこの日記はサプライズが済んでからUPする予定でーす(^_^)v (それまで内緒だもんネ)