2007年10月27日(土)
「歳の割にはまだ大丈夫ですかね(^.^)」
「いやいや、もう年齢が関係無いところまでいってますヨ。スゴイです。若い人でも苦手意識のある人は今日やったようなところで困ってますから。」
僕には80歳代のお客様が二人いる。一人は毎週この日記に出て来るU田さん。そして、もう一人は今日訪問したK本さん。K本さんのところに来たのは今日で二回目だ。
K本さんは新しく買ったVISTA機が今まで使っていた98とは勝手が違うということで、僕が訪問することになったのだが、その時取ったメモをもう一度別のノートにきれいに清書し、ご自分一人で確かめておられた。
そして、今日はその「おさらい」の時にうまく行かなかったことをもう一度確かめるのと、更にGoogleの地図検索の使い方など新しいことも含めて、僕を呼んで下さったというわけ。
おかげさまで、Googleの地図検索がGoogleEarthと同じように航空写真を見れるようになっていることを知った。
K本さんはプレステなどのゲームで碁や将棋などもやっておられるのだが、ネットでのゲームにも興味を持っておられて、今日はYahoo会員の登録などもした。
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午後、得月楼でのお琴、三味線のおさらい会の手伝いに。
これは普段の舞台仕事関係とは全く別もので、何年も前に「病院に潜むアーチスト」というタイトルでこの日記にも書いたN井さんが教えているお琴、三味線の会のおさらい会。
舞台仕事でもお琴、三味線の発表会などに関わったこともあるが、その時は楽器に触ったりはしていない。でも、今日は楽器の出し入れをしたり、ちょっとした小間使い的なこともやって又違った趣だった。
普段から琴を触っている人がどこに手をかけてどんな風に琴を運んでいるか、琴ってどんな構造なのか、その場で観察して後はさも慣れてるように平気で動かす。ここらは、当日舞台に行ってからその日の内容を把握して自分の役割を果たすという道具仕事のやり方で身についたやり方。裏方がどぎまぎしてたら主役の人達の邪魔になるから、分からないことは分からないこと自体に自信を持って、とにかく、あまりアタフタしないように心がけて・・・。
僕のことを、お師匠さんに呼ばれた出入りの楽器屋さんかと思った方もいたようだ。
この会のなごやかな雰囲気ということもあるが、僕に声をかけてくれたN井さんが僕をお客さん的手伝い人として会の人に紹介してくれ、動きやすい雰囲気を作ってくれたので僕ものびのびとしていたと思う。
琴というのも面白いものだ。曲にもよるのだろうが、和音は洋楽風。曲のアレンジも、琴同志の語りかけや琴と三味線の語りかけがあったりして、なんとも音楽心をくすぐられる。
ねぇ・・、いろんな世界があるものだ。
後の懇親会では会話が弾んで、裏方にしては少々しゃべり過ぎたような気もする。
僕にはいつもと又違ういい体験だった。