2007年11月12日(月)

本も出会い

 昨日は訪問仕事が無くて、たっぷりと自分の課題に取り組めた。

 今日もそれが出来そうだけど、二日も好き放題ってどこか落ち着かない。大丈夫かなぁ・・・

 と思っていたら 昼前にいの町八田のT田さんから電話がかかって来た。T田さんはホームページの作成のことで教えて欲しいとのこと。

 「ホームページって前作りかけてた、喫茶店のです?」

 「いえ、今度は自分のを。」

 (T田さん、ホームページを作るより、ブログをやったらいいかも知れないなぁ・・)

 いの町に向かいながらそんな考えが浮かんだのだが、T田さんのところに行ってみるとT田さんがやりたかったのはそれこそブログだった。お知り会いがCRURUというブログサイトに自分のページを開いていてT田さんも誘われているのだが、去年の暮れ頃やりかけてそのまま止まっているらしい。

 そうか、そうなんだ。ブログね。それはいいと思う。

 僕は潮見台のS井さんの紹介でミクシーにページがあるけど、まだ一度も記事をupしたことがない。でも、ブログの感じはつかんでるし、サイト運営側がどんな仕組みを用意しているかはまちまちだから、どちらにせよ利用案内を読んでやるしかない。

 やってみると、面白かった。利用者は文章と写真を送るだけ。デザインはあちらで用意されたものを選ぶだけで、きれいなページになる。デザインを用意する時点でプロのデザイナーが関わっているだろうから、素人があれこれ頑張ってやるより何倍もそれらしいページになる。ブログ・・、ホームページのひとつの彩りとして使えるかも知れないなぁ・・

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 T田さんのところにいる時、2件の電話が入った。

 なんと一人は上に書いたS井さん。

 「今日はもう空いたんやけど、今からどうやろう?」

 S井さんには10日くらい前からデュアルディスプレイの相談をもらっていて、彼は二台目のディスプレイを買ってるし、僕もそれを使えるようにする「サインはVGA」なるUSB機器を用意出来ているのだが、お互いのタイミングが合わず伸び伸びになっている。

 もうひとつの電話は高知市鏡の手前のK屋さん。NTTヒカリのCTUという機械のファームウェアの更新のメッセージが出て、そのとおりやったら説明どおりの動きじゃなくて作業が止まってしまっているとのこと。S井さんの件が入ったので遅くなると説明するが、それでもかまわないとのこと。

 「今日はこれにおうて、仕事がすすまんで困っちゅうき、6時でも7時でもかまんきお願いします。」

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 S井さんのところには4時過ぎに到着。デュアルディスプレイはM野さんの時にいきなり10台というおおがかりなことをやったので、作業自体はとてもスムース。

 次があってユックリは出来なかったけど、僕の作業中もS井さんの携帯には何度も仕事の電話が入っていたので、それで良かったのだろうと思う。久々にワンちゃんとネコのノラと会えた。

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 そして、最後はK屋さん。CTUのファームウェアの更新に関しては先日古くからの友人堀地君から相談をもらい、電話で話しながら解決済みなのでなんとかはなるだろう。

 中略・・・(^.^)

 なんとかなった。

 K屋さんのところではひとついいこと。

 K屋さんの机の上にあった2冊の古い立派な本。一冊は江戸末期から明治初めの頃の写真集。そして、もう一つはトルストイの民話集。K屋さんのお仕事は建具屋さんなのだが、あるお宅の解体時に沢山の本のお宝があって、持ち主の方はそれを処分しようとしていたので2冊だけもらって来たとのこと。

 写真集はほんとにこれは貴重なものだと思われるものだった。そして、もうひとつのトルストイの民話集は版画の挿絵がどっさりある立派なもので、僕の大好きな「人は何で生きるか」とか「人には沢山の土地がいるか」などが入っている。僕の持っている本には版画の挿絵はない。うわぁ、いいなぁ。欲しいなぁ・・・。もちろん言わなかったけど。

 嬉しいことにK屋さんもトルストイの民話集を読んで、これはとてもいいと感じ、今度県外にいる息子さんのところに行く時持って行ってやるつもりだとのこと。

 「もし息子さんが見向きもしないようだったら僕に貸して下さいネ。」

 おそらく「見向きもしない」というのはないと思う。いいんだもん。

 しかし、僕が行ったその日に、その本がそこに来ているというのも、人との出会いに匹敵するくらい不思議なことに思える。

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 暇なのを心配していたらいきなり3件の日になって、こういうこともあって・・

 いいことばっかりだ。