2007年11月16日(金)

コピーCD 音 再び

 最近、金曜定番になっているU田さん。

 先週やった元CDとコピーCDの音比べの結果がどうしてもひっかかってらっしゃる。オーディオの世界ではレコードが作られなくなった今でも、レコードプレイヤーが何百万円とか、レコード針やカートリッジだけでも何十万、アンプ、スピーカーも何百万と、極限の微妙な音の違いを追いかけてとんでもなく高価なものが販売されているというのに、デジタルの世界では元CDとコピーCDが違いが分からない程同じものになるなんて・・

 先週実験的に作ったCDを又聞き返しながら、U田さんはオーディオ雑誌の広告のページを僕に見せてそういうことをおっしゃった。

 アナログオーディオ機器でいうワウフラッターがCDなどのデジタル機器では何というのか分からないけど、そういう歪やゆらぎ、それを減らすだけでも、CDプレイヤーも高いことになっている。それなのにパソコンで作るコピーCDは元もコピーも同じだなんて・・

 人間の耳では分からないというだけのことで数値的なことを言えば元にくらべてコピーは劣っていると思う。ワウフラッターに関しては、プレイヤーは等速で回転するが、パソコンは先読みしてデジタル処理するからモーターの回転の歪などは解消される面がある。

 そのくらいのことは頭に浮かぶのだが、説明が難しいし、僕の捕らえ方も正しいかどうかは分からない。

 U田さんの話の中で繰り返される言葉があるのに気が付き、それをキーワードにしてネットで調べてみることにした。

 キーワード「CD コピー 音 違い」。そのまんまってか(-_-;)

 検索結果は・・・

 まぁ、あるわあるわ。ヒットした件数の上位の中に、とある質問コーナーでそのことについていくつもの返答があるページがあったので、それをつぶさに見て行く。

 ○MP3やWMAに変換した場合は明らかに劣化するが、圧縮無しのwaveファイルから作るCDは理論的には全く同じものが出きるのだが実際はそうでもない。

 ○販売されているCDはプリント製造だが、パソコンで作るCDはレーザー焼きこみで信号を記録する穴(?)の楕円が正確ではないし、それは焼きこむ時の速度によっても程度が変わる。

 ○音の違いはOSの違い、つまりXPで焼くかwin98で焼くかによっても生じ、Win98系での焼き込みの方が音がいい。

 などなど・・・

 どれもコピーCDは劣化するという結論で、人間の耳ではなかなか分からないけれど・・という注釈付きといったところか。

 「まだ、判然としませんけど、私だけじゃなくて、これだけ沢山の人が同じような疑問を持っていろいろと調べているということが分かって、そのことには納得しましたよ。こうなると今までは安いにせものに気をつけないといけなかったけど、今は高いものに気をつけないといけない時代になってるのかも知れませんねぇ。」

 この知りたくなったらトコトン知りたい好奇心と、出て来た結果をまっすぐに見る目。これがU田さんの若さの秘密に違いない。

 おかげさまで僕もどんどん新しい知識が増えて行く。

 教える形を取りながら、実は僕、教わってまーす(^.^)m(__)m