2007年12月7日(金)
金曜日はU田さんの日。今日はオークションで取寄せたEPレコード1枚を持って行った。
そのレコードのタイトルは「こおろぎ橋」。
「こおろぎ橋」というのは石川県山中温泉の鶴仙渓というところに架かる檜作りの橋らしい。U田さんは、この場所に行った時のとても気持ちのこもった思い出があるとのこと。初めて行った後も二度この地を訪ねたくらい。
前回はその時に購入されたお土産品のパッケージに印刷されたその土地の歌らしい「こおろぎ橋」という歌詞をキーワードにインターネットで検索をした。
そして、この「こおろぎ橋」という歌が、その土地の民謡的なものではなく、10数年前の昼ドラの主題歌だったということが分かり、それならそのレコードは手に入らないものかと探した結果、オークションでそのレコードに行き当たった。僕はオークションもよく利用しているので、その場で入札して、今日それを開封しないままU田さんに届けたというわけ。
二時間くらいあれこれとパソコンに向き合ったところで、U田さんからお誘いの言葉。
「少し、休憩してあのレコード聴いてみませんか?」
なるほど、「こおろぎ橋」はその土地の民謡なんかじゃなくて、ボサノバ調のおしゃれな曲だった。
そして、そこから始まったレコード鑑賞会(?)は2時間にも及ぶことに(^.^)
その中には僕がU田さんに差し上げた僕の歌のCDもあるし、昭和の懐かしい歌たちもある。
僕のCDというのは、「瀞ホテル」について以前検索した時に行き着いたページの主が僕と同じようなページを作って自分の作品を載せているのに出くわし、その話から今度は僕のページをお見せして、僕の自作の歌のCDを差し上げるということになったもの。
U田さんは図らずもこの僕のCDをとても気に入って下さっていて、時々これを無理やり(?(^_^;))僕に聴かされる。すんごいオーディオセットで自分の歌を聴くと冷や汗もので僕は落ち着かないのだが、最近は少し慣れただろうか・・(^_^;)
最後にU田さんは「おやじの海」と「花は遅かった」を聞かせて下さった。
「おやじの海」は声のかすれた感じが、「花は遅かった」は曲の色合いが、僕の歌とどこか共通しているのではないかということで。
アハハ(^.^)、美紀克彦の「花は遅かった」が聴けたのは嬉しかったナァ。♪かおるちゃん〜♪・・というやつだけど。
僕はカラオケとかで、全然別の歌の間奏でフイに「花は遅かった」のセリフを入れるという特技?がある。
ぜ〜んぜん関係ない歌で突然、
ソラガハレタッテ、ソレガナンニナルンダ ダイッキライダ、シロイクモナンテ・・
でも、「花は遅かった」の歌自体はそれが流行っていた子供の頃に聴いたっきり、一度も聴いたことがなかったんだ。
U田さんのお宅は歌の宝庫。
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何がどうなって、どんな出会いにつながるかわからない、人生は出会いが全てだと言っても過言ではない・・
というのは、U田さんのお言葉だが、こんな歌や音についての話がかみ合うというようなこともあって、U田さんとのおつきあいがずっと続いているような気もする。
最初はパソコンとはどんなものか、ちょっとしたデモンストレーションでいいんですという始まり方だったんだ。
長い人生からにじみ出る、さりげない、でも実はとても重みのあるU田さんの言葉で僕はいつも何かいいものを頂いている。