2007年12月21日(金)

その後のU田さん

 先週だって、病み上がりにしてはいろんなことに興味津々で、それを感じさせなかったU田さん。

 それでも僕は、今日が来るまで時々思い返しては、「大丈夫ですか?」の電話をかけようかと何度も思った。でも、「大丈夫ですか」という言葉がまずいんじゃないかなどと思って躊躇する内にあっという間の1週間。

 「どうですか?体の調子は・・」

 会って一番に尋ねた。

 「えぇ、えぇ、ああいうのは後から体に来るようで・・」

 と、笑って答えながらも、U田さんは飄々とした風情。やはり超人かも・・

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 今日はパソコンのことをある程度やった後で、U田さんのオーディオルームで映画を見せて頂いた。

 「野菊の如き君なりき」

 天井から吊られたスクリーンに液晶プロジェクタで映し出される大画面での映画鑑賞。音は音で大きなスピーカーで鳴らして、この部屋はちょっとした小劇場に変わる。

 こういう見方をするとビデオやDVDも「見た〜っ!!」という気持ちになるなぁ。

 1955年、木下恵介監督製作の「野菊の如き君なりき」は後々山口百恵や松田聖子が「野菊の墓」のタイトルで主役をつとめたもののオリジナル版。その又オリジナルは伊東左千夫の小説「野菊の墓」。U田さんはこの作品をそれこそ20回近く見ておられる。

 U田さんが話されるこの作品に関する説明や感想には説得力があって、僕がいろいろ言うより、U田さんの言葉を書けたらいいのだが、内容が豊富過ぎて上手に書けないので今回はやめておこう。

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 今日もいい時間を過ごさせて頂いた。