2008年2月1日(金)

子、曰く

 金曜日定番の感があるU田さん。1月の振り返りでは定期ものに入れさせて頂いた。

 去年は金曜日の日記ごとにU田さんから頂いたいい言葉などを書いていたが今年はあまりそれをしていない。

 それは、僕のあやしい記憶とつたない表現で逆にU田さんの価値ある言葉を低めてしまわないかという思いから。

 U田さんは会うたびに何かいいものを僕に与え続けて下さっている。

 「この頃、つくづく思うのは・・、人生というものは後になるほど幸せでないと、これほど不幸なことはないってことですよ。」

 これは、今日頂いた言葉。もちろん前後にいろんな話があるわけで、その流れからこの言葉が出て来ると、それはそれは説得力がある。

 僕一人だけが毎週こんな言葉を頂くのは、とてももったいない。

 この日記で書くとしたら録音テープでも忍ばせて、もっと前後関係のあるちゃんとしたものを残すべき。

 それをやったとしても、僕からの発信ではどうしても「子、曰く・・」になってしまう。

 U田さんの言葉でU田さんの思いを発信出来たらいいのになぁ・・・

 今日はそれを言ってみた。

 「僕が入力でもページ作りでもやりますから、先生、ご自分の体験や考えを文章にしてみませんか?僕だけ毎週勉強させて頂いて、それだけではもったいないです。」

 「いやぁ、私はそういうのは・・、文章も書けませんから。」

 そんなことはない。僕は先生のお手紙を代筆というか代入力したことがあるから、先生の文章が詩的なリズムにあふれていることをよく知っている。

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 戦争体験。オーディオのこと。音楽家に対する思い。旅行先での衝撃を受けた風景への思い。映画のこと。今という時代。老人のこと。

 一度も医者にかからず全ての病気を自然治癒で直して生き抜いて来た86歳の元お医者さんのその健康感。医療。運命感・・・

 なんとか先生をその気にさせれんものかなぁ・・・