2008年3月15日(土)
朝かかって来た電話は鏡川沿い、宗安寺のM橋組さん。こちらとはネット接続設定が終わる最後の辺りでお知り合いとなり、去年7月に17インチの液晶ディスプレイをお世話させて頂いた。
「M橋組と申します。以前見て頂いたことがあるんですけど・・」
「あぁ、宗安寺の上の方の・・」
「ハイ、そうです。」
ご用件は去年買ったばかりのVISTA機が全く起動しなくなった。調子が悪くていろいろやる内に、パソコンの電源を入れても画面に何にも映らなくなった。今日は夕方に訪問予定があるだけなので即お伺いすることに。
なるほど、画面に何にも出て来ない。パソコン本体に耳を当てると起動してるような音でもない。
「パソコンが何してるか見えないんじゃ手も足も出ませんネェ」
まずは簡単な方法としてNECがユーザーによくやらせる完全放電を試す。NECじゃなくてもやってみるんだけど、偶然このパソコンはNECだった。でも、これはアウト。
次は問題を特定するためにディスプレイを他のパソコンにつないで、「映らない」原因がディスプレイではないことを確認。これで、本体に特定して見ればいいということになる。
パソコンの箱を開け、掃除機を借りてまずはホコリをしっかりどけてから、メモリー他簡単に挿し直しが出来るものを挿し直ししてみる。これもアウト。
ウーン、Windows以前のBIOSの画面すら出ないのだから、BIOSの記憶保持の電池を一度外して付け直してみようか・・。これでダメなら、このパソコンにはNECの保証が3年付いてるからそれで対応してもらうしかない。
果たして・・・・
「アリャ、どうしましょう。画面が出ましたヨ。」
うまく行って「どうしましょう」はないだろうけど・・(^_^;)
本来の問題はここからなんだよねぇ。聞くところによると画面が出ないようになる前の状況そのものが結構なものだったらしい。
○システムの復元をしてみようか・・・→復元機能がOFFになっていて× 復元機能を活かしておいた
○CHKDSKをやっておこうか・・→ハードディスクにリカバリー領域があるタイプでVISTAの純正のCDが無くて×
せいぜい出来たのはセーフモードでの起動程度(-_-;) でも、いろんなことをやりながら7回くらいシャットダウンと起動を繰り返すことになったのだが、そのたびに聞いたような症状は出ずパソコンはきれいに起動する。もしかしてBIOSの具合が悪くて出ていた症状?
とに角、データのバックアップの習慣と、ハードディスク内のリカバリーとは別に、パソコンに用意されているリカバリーディスクの作成もやっておくようにお願いして後は様子見をしてもらうことにした。こちらの事務員さんは画面さえ見えてれば手も足も出る人だからおそらくこの後は僕はいなくても大丈夫だと思う。
「じゃ、パソコンがまともな内に帰りますネ(^.^)」
「ハイ、又、忘れた頃に電話すると思いますのでよろしくお願いします。」
「えぇ、トラブルは無い方がいいですからネ。でも、前向きな何かで又お会いできたらいいですネ。」
M橋組さんは忘れた頃に電話を下さるということなので、早く忘れなきゃ(^.^)
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夕方の訪問は「ネコの戸締り」のM浦さん。前回やった中で出来ていなかった、パソコンの音が出ないという問題。結構手間がかかりそうなのと、M浦さんも「大変ならこの件は別にいいですよ」ということで作業をやめた件なのだが、このパソコンを組み立ててくれた方がドライバをダウンロードしてくれたということで今日もう一度お伺いすることになった。
実際に作業してみるとそのドライバはこのパソコンに合っていなかったのだが、今回はその方がパソコンのマザーボードの資料を印刷してM浦さんに渡して下さっていたので、僕も僕なりにドライバを探してトライすることが出来た。
探し出したドライバをインストールすると常駐アイコンが並ぶ中にスピーカーマークが出来て再起動を促すメッセージ。OKを押すと次の起動を待たずにシャットダウン時の音が大きく響く。
やったぁ!!
パソコンを仕事にしているんだから、こういう素人っぽい喜び方は「らしくない」のだが、それでもこういう時の音には達成感を感じる。
今日はM浦さんと、写真やカメラの話、DVDをパソコンで扱う話、はたまたオーディオの話なんかも出来ていい時間だった。
帰りには、今日は16歳のネコさんで見送って下さった。
M浦さんも、トラブル系じゃなくて、前向き活用系で又会えたらいいな(^.^)