2008年3月28日(金)

映画探検隊

　金曜日はU田さんの日。

　最近のＵ田さんの日は、前半がパソコンを使っていろんなことをネット検索、後半は映画鑑賞会。

　先週は後半の映画鑑賞会でジュリアン・デュヴィヴィエ監督、ジャン・ギャバン主演の「望郷」を見たのだが、今日の前半はその「望郷」についてのいろんな検索。

　原題「ペペル･モコ」が邦題「望郷」になったのは？

　登場人物の中で大きな存在感のあるスリナン刑事の役者としてのその後は？

　ペペル･モコが「君はメトロの匂いがする」と言った、相手役の女優のその後は？

　世の中にいる映画好きな人の数はかなりなものらしい。インターネット上にはいろんな情報があふれるばかりにある。

　映画は好きだけど、ネットで情報発信はしていないという人の方が更に多いだろうから、映画大好き人口はすごいんだろうと思う。

　今日は「真空地帯」という映画を見せて頂いた。

　これは日本の軍隊の練兵場の様子を描いたもので、戦争経験のあるＵ田さんがおっしゃるには、日本の軍隊の中身はこの映画そのままだとのこと。そして、この映画に出ている下本勉という役者さんは実際にＵ田さんが1年くらい軍隊経験を共にした人。下本氏は兵長という身分で、Ｕ田さんたちの上長に当たる。

　映画の中で彼は、人の痛みが分かり、回りの殺伐とした空気の中で人間らしさを失わない3年兵という役で、ストーリー展開の主軸の位置を占めている。不要に人を責めず、弱い立場の人をかばい助ける。

　「この下本さんという人は、当時の軍隊ではとても珍しい滅多にいないタイプの人で、後になって彼を悪く言う人は誰一人としていませんよ。それが、この映画の中で、ご本人そのままの役を演じているというのが、これまた不思議でしてねぇ。」

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　来週は真空地帯についていろいろ調べることになるのかも知れない。