2008年4月12日(土)

ゲネプロの日

 まずは昨日のこと。

 今回預かっている素材は武政氏の写真14枚入りのCDと、RKC高知放送が提供してくれた動画のDVD。まだどの写真をどこでどう使うか、動画のどの部分をどう使うかが分かっていない。明らかに日がないので、とに角、ある写真をそのままスライドに組み込んだ。で、動画を見ると主なシーンは4つに別れているので、それも分割して軽い動画形式に変換してスライドに埋め込む。パワーポイントで動画を再生出来ることは知っているが、僕はまだやったことがないので、使うシーンが分かってからやってたら、とんでもないことになる。とに角こちらが先に下準備しておいて、その中から使うものを選んでもらい、順番を並び変えるばかりにしておけば後は早いはずだ。

 DVDを必要なところだけ抜き出すというようなことはもうお手のものだから、あとはネットで調べて、それをWMV形式に変換すると、パワーポイントにそれを埋め込むことはいとも簡単に出来た。フゥ、これでひとつの山は超えた。

 ここまでが、昨日の午前中のこと。

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 そして、昨日の夕方以降・・・。

 オレンジの仕事を終えたら即、カルポートのリハーサルへ。写真や動画の順番組み換えは現場でやるか、もしくは今日家に帰ってからのこと。今日はとに角写真の順番、動画の使う箇所を決めてもらわないといけない。それともうひとつ、僕のパソコンを映写機器につないで、映写が出来ることだけは確かめておかないといけない。

 そこで、問題が発生した。今日は二台用意したパソコンのうちの一台を持ち込んだのだが、それがカルポートのケーブルとつながらない。この機種は我が家で何度も外部ディスプレイとつないだことがあるからそんな筈はないのだが・・・

 まだ、ここでは落ち着いている。きっとこれはこのパソコンだけの個体的な問題で、同じ機種のもう一台はつながる筈だ。でも、危険を回避するためにはどうしても、もう一台用意した方がいい。

 ヨシ!これはU田さんに甘えてパソコンを貸してもらおう。武政英策氏とU田さんは縁があるから、その映像をU田さんのパソコンでカルポートの舞台一杯のスクリーンに映し出すというのはとても意味があることのように思う。U田さんに電話をすると、U田さんは快諾して下さった。

 で、写真と動画なんだけど・・・聞けなかった(-_-;)

 写真と動画に関しては演出さんがキーマンなのだが、今日は出演者主体のリハーサルで、演出さんはそのひとつひとつを見てそれこそ演出を決めていくのに時間を取られる。その合間合間に今決まっていることを僕に伝えようとしてくれるが、そのたびにその作業は中断するので、後でまとめて聞くことにしたのだが、リハは9時半過ぎまで続き、僕とのことがあって演出さんは微妙に早めにリハを切り上げてくれたが、その後もあちらからこちらから人が声をかけて来て10時まであと5分になってしまった。他のスタッフはもうみんな帰ってるんだけど・・・

 「もう明日ということにしよう。明日一番にこの紙に順番を書いたものを僕にくれる?写真は順番を変えたり使わないものを外すだけだから。それで、動画に関してはもう一度明日手直しせんといかんかも知れんけど・・」

 この業界、ホールアウトの時間は絶対厳守なのだ。5分じゃ話は済まないし、これからU田さんのところにパソコンを借りにいって、そのパソコンも本番でおかしいことがないように、いろいろと整備しないといけない。

 昨日、寝たのは2時過ぎだった。

 ここまでが、まだ昨日のことなんだよねー

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 さぁ、ここからが今日のことなんだ。パソコンは僕の読みどおり、もう一台のものはカルポートのケーブルとつながった。でも、これはサブとして使い、メインはU田さんから借りたパソコンを使うことにする。こちらの方が縁つながりで価値がある。

 写真の順番は朝一番にもらえた。動画の使う場所も使う順番も。

 さぁ、今日のゲネプロ(なにもかも本番どおりにやるリハーサルのこと)は夕方6時からだから、これなら余裕かな?

 と、思っていたら、昼からの一度目のリハーサルでも幕の上げ下げをやって写真や動画の映写もやるとのこと。

 これはとてもいいことなんだ。スタッフ側のテクリハが充分出来るのだから、とても行き届いている。問題はもう11時で、あと1時間でとりあえずスライドを作らないといけないということ。これまでは、機材の設置、チェック、そして、写真動画の使い方を聞いたり、その他のことで時間をとられている。

 「間に合います?」・・・舞台監督の高橋さん。

 「今から集中すれば間に合います。」

 ここまでが、大変だったけど、テクリハが二度出来たのはホントに良かったと思う。

 今日の朝までは使う写真、動画のことも分からない状態だったのが、ゲネプロ終りにはほとんど手応えを感じている。

 動画に関してはもう一度切り張りした方が本番で楽できる上に、ミスの可能性をひとつ減らすことが出来るので、家に帰ってから切り張りし直した。ほんの30分で出来る予定が、スライドを送る時にパソコンと映像で3〜4秒のタイムラグが発生するので、もっと動画を軽く出来ないかとプラスアルファの試みをして3時間もかかってしまった。画像が荒くなったりして、結局は元の密度の動画にして、タイムラグはパソコンの操作のタイミングでカバーすることに。

 フゥー、今日も2時を超えている。

 でも、これだけやれば、「出来ることは出来る、出来ないことは出来ない」と言える。もちろん、出来ない部分はその場の集中力でカバーするつもり。

 ♪〜今日で全てが終わるサー、今日で全てが終わる!♪(泉家君ネ)

 そう、もう明日じゃなくて、今日なんだ。