2008年4月13日(日)
スクリーン一杯に武政英策氏が話している場面が流れ、静止画像になって緞帳が下り、最後のキューで映像を消す・・。
この時、今日の全ては終わった。そして、3月末から続いた僕の舞台がらみの日々も。
しばらくすると演出の吉本さんが舞台監督の高橋さんのところに走ってきて、「よかったー」「終わったー」の感激の大騒ぎ。美穂川流のお師匠もやって来て、「良かったわよー」と僕の背中をたたいて、舞台監督のところへ走って行った。舞台監督の高橋さんも大役を果たした喜びを一杯に回りの人と握手を交わしたり、そんな場面がしばらく続く。
そうか、袖裏は袖裏でも、こちら側の袖裏ではこういう光景があるんだ。僕がいつもいる大道具メンバーの吹き溜まり的袖裏ではこういう感激のシーンは見られない。
高知市文化祭の開幕行事で出演者も芝居あり、コーラスあり、詩吟あり、民謡あり、マリンバあり、マンドリンあり、日舞あり、ジャズダンスあり(何か抜けてたらごめんなさーい)で、作り上げる過程では随分の調整事項だらけだったんだろうと思う。舞台は舞台でも、それゆえの特別な感慨もあるんだろうな。
僕もほんの短い・・というよりは短すぎる時間の中での密度の濃い関わりだったので、この何日かはとても比重が重かった。
いつもは大道具の中の1メンバーとして「重い仕事はしない」「寒い仕事もしない」と言って(実際はするのだが、それが情けない(^_^;))いるだけで、いろんな情報が行き交う舞台監督付近にはあまりいることがない。
まぁ、いろいろ勉強になった。
振り返れば、僕のやったことは写真5枚と動画3篇を映写しただけで、その近くで終始、とっかえひっかえ音を出したりマイクを出したりしてる音響の和田さんや、近くじゃないけど、終始明かりを操作している照明さんの作業はすごい量。大道具は幕間の仕事で、音響、照明は舞台と同時進行の仕事だから、いつもは大道具にいる僕はこういうのには慣れてないわけだ。
まぁまぁ、みんなすごいんだなー。
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まぁ、それはいい。とに角、とりあえず、無事に済んだんだ。バンザーイ!!