2008年6月7日(土)

スーツ嫌い

 朝一、久しく着ていないスーツを引っ張りだして来て、身支度をする。

 今日は1日だけコンピュータ会社○○の名の下、とある公共機関のパソコンの入れ替え作業の一員として労務提供。

 あまりノリは良くない。Yシャツ、ネクタイ、スーツ、革靴・・、僕にとっては不自由な雇われ人の象徴みたいな格好。こんなこと書いたらお勤めの方には失礼だけど、僕の場合は勤め人としてはあまり上手な雇われ方じゃなくて、今の自由業(自営業じゃなくて自由業)の身としては、一度捨てて来た世界なんだな。NTT派遣のインターネット接続設定の時も、NTTの人間だと思われるのが嫌で、1000件を超える訪問を僕は私服で通した。今回は、人が足りないという話と自分の予定が空いてるということから参加することにしたのだが、その後になって「スーツ着用」との連絡が来た。最初から分かっていたらそれだけの理由で断ったかも知れない。まぁ、一度はOKしたのだからしようが無いとは思うが、身支度する内に「請けるんじゃなかった」という気持ちが広がって行く。パソコンの入れ替えなんて、スーツでやる作業じゃない。作業ズボンにブルゾン程度が一番ふさわしい作業だと思う。でも、会社組織ってのはお客様企業の顔色を窺って、こういうところで要らぬ気遣いをして、下請けにそれを命じるのね。

 でも、ひとつだけいいこと。久し振りに来たスーツは去年から始めた体つくりのせいでブカブカになっていた。おう、これほど体が変わってるんだ。

 そして、もうひとついいこと。現場に行ってみると、僕に「スーツ着用」の連絡をくれたM田氏をはじめ、他の同業のみんなもスーツでの作業にあまり乗り気がしていない。とりあえず、スーツで集まって、後はすぐに上着を脱いでYシャツ姿でやることに。仕事に立ち会うために出て来ているお客企業の職員さんもジーンズ姿だし、これは助かった。こういうのは実務がうまく進むのが一番大事な話で、アロハなんて極端に遊び感覚の格好でもない限りキツキツなことは言わない方がいいのだ。僕がお客企業の立場だったら、そんな細かいことこだわらんもんネ。

 こういう不便は、それほど数はいないのに口を出すと存在感のある「うるさ型」の企業人が作るいやな空気のせい。仕事を請ける側は要らぬことで別の問題を作らないために「こうしておけば間違いはないだろう」ということをやる。

 今回のお客様企業はそういうところじゃなかったのが良かった。コミュニケートも内容本位でちゃんとできたので、いざ作業にかかると要らぬプレッシャーはなかった。

 作業内容は経験としてはそれなりに価値があるものだったが、これも雇われ仕事の身、こういう日記でいろいろ書くにも少々気を使うから、この程度にしておくとしようか・・

 自分のスーツ嫌いやその理由がはっきりして、それなりにいい経験はいい経験だったんだろうな。

 もっとも、スーツ嫌いだからと言って、なにがなんでもじゃなくて、TPOがふさわしければ何でもないんだけどネ(^.^) きっと、相手の顔色を窺った無難ねらいってのがいやなんだ、彼は・・(^.^)

 

 ダンベル Fujitsu作業 夜マクド