2008年7月26日(土)

空港見送り

 「向こうで知らない人に声をかけられたら気をつけるんだゾ。」

 「せめて、盆と正月には帰って来いヨ。」

 「あさって帰って来るきっ!!」

 エーン、怒られちゃった〜(-_-;)

 我が秘書殿は高校2年生になった。情報ナントカという資格試験?があって、クラブ活動の一環で千葉へと出発。

 空港に送る車の中での会話がそれなんだけど、ほんと簡単に遠くに行ける世の中になったなぁ。もちろん引率の先生もいらっしゃるが、この簡単さは昔はなかった。僕は出身は長崎県で、そちらの方の記憶だが、県外に出るのは修学旅行くらいのもの。たまたま野球部が甲子園に行ったものだからその応援でプラスアルファがあったけど、それがなかったらホント修学旅行くらいのものだったと思う。

 だから、受験で高知に来たりもっと中央の方に行った時も、切符を落とさないようにとか、サイフを失くさないようにとか、何かと握り締めてたりポケットを押さえてたりしたような印象が残っている。

 今は携帯もあって、いつでも簡単に連絡が取れるから、旅の心細さというものもウンと減っている。そして、一度遠くへ行ったら又いつ会えるやら・・という別れを惜しむような気持ちも・・。

 簡単・便利はどの程度までいいものやら分からんな。

 せっかく遠いところまで、クラブの活動費とはいえ運賃を使って行くのなら、もっと行った先に滞在できたらいいのにねぇ。

 「もっと長いことあっちにいたらいいよ。」

 と言った後、それが僕が知ってるそれより前の昔の出稼ぎのシーンへと想像がつながり、「せめて盆と正月は・・」になったワケ(^_^;)

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 簡単・便利とは言え、今の時代には今の時代の危険もある。人間が作った簡単・便利・安全なんてたかが知れてる。

 そういう意味では、もっと空港で別れを惜しんでも良かったのだが、とてもそんな空気ではなかったし(^_^;)、他の親御さんは子供たちを車から下ろしたらサッサと帰ってしまっていたので、30分くらいいて帰って来た。

 うちの子には携帯を持たせていないので、その分が30分ってか・・