2008年9月9日(火)

OB会出席

 最近よくお呼びがかかる以前の仕事仲間の筧君。この前から「ご近所」ではなく「朝倉の」筧君になったわけだが、今日も電話がかかって来て彼の家に行くことに。

 彼は今しばらくの間だけ休業中で、時間が出来たこの際にと例のハイスペックマシンをハード面、ソフト面の両方からいろいろいじっている様子。今日の場合はパソコン本体の前面パネルにカードリーダーと冷却ファンのコントローラーをつけようとしていて、パソコンの中の配線が一杯・・ということで僕に声をかけてきてくれた。行って見れば、結構自力でいろいろつないでいて、僕がやったのは説明書を見せてもらいながら、仕上げ接続をしたという感じ。そのうち彼は、いろんなことを自力で出来るようになるだろうな。

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 「今日は久々に仁生会関係の会に出るんだよ。」

 彼は僕が前いた病院の職員なので、こういう会話もする。そして、その会というのは僕が前いた医療法人のOB会のようなもの。もちろんOBが集まるだけの会じゃなくて、現役の病院側の各部門の代表的な人たちとの交流の形をとっている。開催されるのは毎年「救急の日」である9月9日。

 僕は今のパソコンの仕事で、ある程度胸を張れるようになったら出てみようと思ってずっと会員資格を更新していたのだが、この7年なかなか出て行くことにならない。「これはそろそろ引き時かなぁ・・」、つまり会員資格も撤回すべきかと思っていた矢先、病院の方から「出て来ませんか?」の誘いの電話を頂いた。

 あまりにもタイミングが合っていたので、「これが答えか!!」というわけで、即出席することにした。

 「どんな人が来てたか、又教えて下さい。日記ででもいいですから。」

 筧君も又、いっときの間ではあるが今は休業中の身で、自分の来た道、行く道を思う時間がある。その会は退職した人が来る会なのでそういうことも気になったんだろうと思う。

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 さて、夜のその会だけど。

 空気感がなつかしい。あの頃のままだ。

 僕は病院を退職して以来初めての出席なので、僕にとっての「前回」はOB会の方々を接待する側にいたんだもんねぇ・・。

 僕のいた病院関連では、婦長をしていた一ノ瀬さんと長尾さん、お相手役には現役の総師長のM吉さんと事務長さんが来ていた。

 会の進行の中で自己紹介やら他己紹介やらあったのだが、病院関連の人たちは雄弁だねぇ。

 無味乾燥、没個性、空気のような存在でこっそりといたい僕にはあれは出来んな。

 なのに、そんな僕には最後の手締めの役割が・・。出席の返事をしてしばらくしたら、そのお願い電話があった。

 目立たぬように、極めて無責任に、会の片隅に座っているつもりだった僕は固く辞退したのだが、そんなことで現役の調整役の人の時間をいつまでも取っては悪いと思い二度目の電話でOKしたんだけど・・

 手締めの時だけ、現役時代のモードに「エイッ」と切り替えて、役をこなした。

 引っ込み思案な僕としては、こんなことがあると、又来年出るのは怖い気もするんだけど、OB会の会員資格はこれからも継続することになりそうだ。

 同じ職場の出身者であるという、あの空気の温かみはいいものだと思う。