2008年9月12日(金)

安っぽいのはお前だ!

 安っぽかったのは、どうも僕のテレビ環境だったようだ。

 金曜日、いつものU田さん。

 今日は映画探検隊の時間に先週書いた、「僕の目には安っぽく見えてしまうカサブランカ」を見せて頂いた。

 すると・・

 安っぽくなかったんだなぁ。

 U田さん宅の大き目のスクリーンに液晶プロジェクターで映し出された「カサブランカ」は昔の名画の香りが感じられる映画だった。

 「全然、安っぽくなかったです。」

 「私も敢えて盤を買うほどの映画じゃないと思ってましたけど、これはこれで結構いいですねぇ。」

 U田さんは感覚が鋭くて、しかもフラットな人なので、過去の記憶で「大したことない」と言った後でも、今見て「いい」と思えば、まっすぐそれを表現する方。言葉どおりに受け取っていい。

 つまり、二人そろって、「カサブランカ」は悪くない・・というか、結構ヨイということになった。

 「しかし、それがどうして僕は家で見て安っぽく感じたんでしょうねぇ。不思議だなぁ・・」

 いぶかる僕にU田さんがやって下さったのは・・・

 大きなスクリーンとその足元にある普通のテレビ(といってもそれなりには大きめのもの)に同じ映像を流す・・ということ。

 へぇ、こういうことも出来るんだ。U田さんのAVルームはいくつものスピーカーセットと液晶プロジェクターのスクリーンとテレビと、レーザー、VHD、ビデオ、CD、レコード、カセットなどのプレイヤーがあって、その線の組み合わせを変えながらいろいろ見たり聞かせたりしてくださるのだが、映像を一辺に二つのものから出すというのは今回が初めてだ。

 で、その二つの映像を見比べて、僕の「不思議」は解消した。テレビのほうの白みがかった映像は家で見たのと同じようにとても安っぽく見える。

 僕も随分とこのいい環境で映画を見せて頂いたので、どうも目が贅沢になったらしい。

 これは困ったな・・。家のテレビじゃ映画とか楽しめなくなってしまう。

 家には、オークションで「どうせ落ちはすまい」と一押ししたばかりに1万チョイで落札してしまった液晶プロジェクターがあるにはあるのだが・・

 そして、それはパソコンしかつなげなくて、逆につい先日からやってるDivXを生かすチャンスでもあるのだが・・・

 後はスクリーンなり代用品のシーツか・・。

 場所と時間はどうするの?

 エーン・・・ 安っぽいやつ!