2008年10月24日(金)

U田さん宅、裕次郎

 明日は5時半に龍史君所属の会社事務所に行って、それから高松に行かなければならない。高松の舞台関連会社からのお呼びなのだが、仕事の内容は舞台じゃなくて何かの展示会の会場作りらしい。内容がろくに分かってない上に、4時には起きないといけないので、それがちょっとプレッシャーになっている。

 それで、金曜日定番のU田さんのところは今日は早目においとまさせていただくことにした。

 いつもならパソコンをあれこれいじった後で映画を1〜2本見て、それから意見交換で10時近くになったりすることが多いのだが、今日は7時くらいで帰るように。

 で、今日は映画じゃなくて音楽をあれこれ聴くことになった。

 映画もそうだけど、U田さんのところで聞く音楽は特別に集中して聞くことが出来る。

 家で聞く音楽は、そこが仕事場として使っている自分の部屋なので、ついつい目の前の仕事に手が出て、「ながら聞き」になる。それがU田さんのところでは、聞くために座り、他の何もしないで音楽を聴く。

 それとさりげなさ過ぎて見落としがちなのだが、やはりU田さんのところは音がいいんだ。

 きらびやかに音がいい・・とか、

 わびさび的に音がいい・・じゃなくて、

 さりげなく、でも確実に音がいいのだ。

 だから長時間聞いても疲れない。音と正面から向かいあって聞くことが出来る。そして、そのことを気付かせないさりげなさがある。

 U田さんのところではジャズ、クラシック、歌謡曲となんでも聞くのだが、今日は石原裕次郎特集。

 天性の(きっと)甘い声と雰囲気。別の環境では聞くことのない人だけど、U田さんのところで聞くとそこからいろんなことが聞こえてくる。

 石原裕次郎にある時期集中してヒット曲を提供したひとが東京ロマンチカの鶴岡雅義さんだったのには驚いた。

 こういう発見のある時間を持てることはとても幸せなこと。

 帰るつもりの7時がすぐに来て、それが7時半になり、さらに時間を忘れそうになるのをなんとかコントロールして、そこまでにした僕であった。