2008年11月3日(月)

M脇さん、住所録

 世間は3連休らしい。先月後半はそれなりに仕事が詰まっていい感じだったが、おとといと昨日は、私用と家庭内パソコン作業で、訪問仕事は入ってない。どうも連休やお盆、正月など、人の気持ちが外に向いている時は、僕の仕事は空きが出来るようだ。

 今日までは仕方ないかなぁ・・。このまま、これが続いたら寂しいなぁ。

 などと思いつつ、課題は山積みなので、だんだんそのことに集中して完全に家内労働モードになって行く。こうなると訪問仕事が無いなんて気にならない。紙に書き出した課題リストの一番目を済ました、二番目を済ましたと、完了した数とそのことからの開放感を楽しむ。

 こうやって、忘れてしまう方がいいんだろうなぁ。仕事も追えば逃げる、逃げれば追って来るもののよう。久しぶりに昔のインターネット接続仕事の時のNTT系の営業さんから紹介仕事が入った。プリンターが働かなくなって、たった今困ってる人がおられる。

 電話連絡をしてすぐ行くことになった。

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 大津、M脇さん。インターネット申し込みのキャンペーンでVISTA機を使うようになったのだが、住所録はXP機の方にあってVISTAにはデータを移せないので、とりあえずXPの方で宛名印刷をしようとしたら、プリンターが動かない。加えてVISTA機の方に戻したらこちらでもプリンターが動かない。

 「アレレ、両方で動かないんですか?そしたらパソコンの方じゃなくてプリンターの方かも知れませんね。」

 VISTAの方でドライバを入れ替えようとすると、ドライバ削除後の再インストール時にプリンターを認識出来ない。こんな時は認識出来ないままでも手動で強制的にインストールすると結構プリンターが動いたりするのだが、今回はそれも駄目。

 じゃあ、XPにつないでみよう。これも駄目。

 いよいよ、プリンターの方だな。パソコンと同じでコンセントやUSBケーブルを抜いて、いったんプリンターを開放してやろう。

 「この間に、住所録の引越しをやってみましょうか?」

 「○○さんはそれは出来ないって言ってましたよ。それで打ち直すのが大変なんでXPでやろうとしてたんですけど。」

 「僕の経験から言ったら必ず出来ると思いますヨ。」

 XPで使っていた『あてな作家』というフリーの住所録管理ソフトからデータを抜き出して、VISTA機の『筆まめ』に移す。

 どちらのソフトも慣れてないけど、それでも5分程度の作業。

 「さぁ、プリンターをつないでみましょうか。」

 XP、OK!!

 VISTA機 バツ。→今度はパソコンのせいだろうな。プリンターを認識してないままの強制インストールだったから、もう一度ドライバを当てなおせば動くだろう・・。→図星ッ!!

 あれこれがトントン拍子だったので、M脇さんは僕のことを認めてくれたみたい。僕が細かいことまでは把握していない筆まめのことを仕切りと質問される。その場でソフトの作りを読み取ってどの質問にも答えられるのだが、その内、VISTAの方でも『あてな作家』が使えればM脇さんも困らないのではないかと思う。

 「ここからは、僕のおせっかいということでちょっとやらして下さい。」

 ネット上で『あてな作家』を探し、それがVISTA対応だということを確かめてダウンロードし、インストールして先ほどの住所録をVISTA上の『あてな作家』で使えるようにする。これならM脇さんも楽だろう。

 おう、久しぶりの手応えありのおせっかい・・ってか。

 デスクワークもいいけど、やっぱり、お客さま相手の仕事はいい。1日に1件はあって、訪問とデスクワークそれぞれに適度な時間で集中できたらいいリズムだろうな。