2008年12月9日(火)
今日の短大の授業のテーマは「医療管理」。授業をやるに当たっては一応この流れに沿って・・という教科書があるのだが、この教科書の内容が結構あいまいだ。「医療管理」という名の下に内容自体は医事課の役割についてだけしか書いていない。「医療」という大きな言葉、「管理」というこれまた大きな言葉がくっついて「医療管理」ならその内容はもっと大きな範囲に及びそうなのだが・・
この教科書、他の章でも結構そういうところがある。章ごとに筆者が違っているように感じるし、執筆を依頼された人がそのテーマをひとつの章として成り立たせるために随分苦労しているような印象を受ける。医療の世界における事務部門の専門性がまだ確実に認知されていない様子がそのまま教科書にも反映しているような・・。それが見えてしまうという点でこの教科書には別の価値があるかも知れない。
でも、こういう章に行き当たると、それを使って教えてる僕はとても苦労する。一応「教えてる」わけだから、自分の言葉で話が出来ないといけない。そんなわけで、5年経っても授業準備には半日かけている。今日の場合は資料の「医療管理とは」というタイトルに副題として(医事課の役割)というタイトルをつけることによってはじめて納得の行く授業になったような気がする。
言葉ひとつなんだけどねぇ。そのひとつがあるかないかで手応えが違ってくるんだ。
言葉は大事・・。
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夜、久しぶりに僕の若いお客さんM吉君が電話をして来た。カレンダーを作りたいらしい。
「いつ行くことにしようか?」
「いや、来てもらうのもいいんですけど、そちらに行ったらいろいろ発見があるんで、僕がそちらに行きたいんですけど・・・」
まぁ、嬉しいことを言ってくれる。僕のパソコンの使い方を見るといろいろとパソコン活用法のヒントが得られると言ってくれてるんだ。僕のパソコン環境は「5年後を走る」環境だけど、常に進化しているからネー。今日は先日やったばかりのデュアルディスプレイを嬉しげに披露する僕がいた。
M吉君は今使っているノートの処理能力にいろいろと不満も感じ始め、次に買うパソコンを検討するために最近のパソコンの仕様を随分と調べ上げ、その点については僕よりもいろいろ知ってる感じ。
パソコンは触った量に比例して身につく量も増えて行くという、割と公平な世界だというのが僕のパソコンに対して持っている印象なのだが、M吉君はパソコンを入手して以来ずっとそれをやっていて、最近は随分と少ない言葉でもこちらの言っていることが伝わるようになっているいい見本、おっと失礼、お手本になる若者だ。今はまだ僕が教えたり助けたりしている関係だが、その内僕が教えてもらうことも出て来るんだろうな・・・。