2008年12月25日(木)
さぁ、今日は今年ある最後の忘年会だ。(きっと・・・)
谷病院の仕事が終えて夜8時、毎年8月に徳島のバレエ教室の発表会に行ってる正木さんと龍史君と会う。
今回は「きくや」と言う昭和の居酒屋の雰囲気のお店。
店の中ではテレビがついていて、歌謡曲が一番元気だった昭和40年代付近の音楽が一杯流れていた。
普通、仲間同士の飲み会の場でテレビがついてたりすると、せっかくの特別な席に日常が入り込んで来たようでつまらないのだが、今日のは年末の特番ということもあり、懐かしいあの頃の歌の場面や現在のその歌手が特設ステージで歌ったりで、結構面白い話の種に。
僕はそこそこだけど、正木さんも龍史君も舞台ごとだけで生きている人たちなので、セットがどうだとか、今のカメラワークはどうとか、普通に歌謡番組を見るよりどうしても業界よりの話になってそれはそれで面白い。
ことに僕と同世代の正木さんなどは中央の方で大学生の時からこの業界に入り、授業に出るよりテレビや舞台の現場にいる方が多かったくらいの人がそのままこの道に入ってこの年までやってるから、話題が豊富。今日テレビに出てた歌手の人たちの現場にも随分と入ったようでその逸話が聞ける。
正木さんは、芸能ごとのいろんな方面に詳しくて、音楽、芝居、バレエ、舞踊などなど、どれをとっても評論家のように話せる何か言葉を持っている。
こういう人だと僕のように舞台ごとに半分かその又半分くらいしか足をつっこんでいない程度の人間は相手にならないような気がするのだが、どこか話がかみ合う。おそらく彼はとてもフラットな人で、難しい話と同じ次元で「キャンディーズでは蘭ちゃんが好きだった」なんてこともサラリと言える人なので、彼のチャンネルの多さと包容力がそれを可能にしているのだろう。
「僕はミキちゃんだったな」なんて僕も言えるから、同世代ということもいい方向に作用しているんだろうな。
正木さんは映画にも詳しくて、僕がU田さんのところで見て感銘を受けた映画の話をするとどれも知っている、それが嬉しい。
そして、龍史君は言わずもがな、この日記に以前何度も登場している人だが、彼の年齢は僕たちより一回りほど低い。でもどの世代にも、自分と同じ世代より一回り上の世代と波長が会うような人がいるもので、彼はそのタイプ(だと思う)。
思えば、先日チャリティ舞踊の後で打ち上げをやった舞台仲間の人たちも話が通じる人たちで、年齢に関係なくこういうことに関わっている人間の似た傾向というものがあるのかも知れない。
こんな仲間にも恵まれて、終わろうとしている一年・・・。
アハハ、無理やりまとめようとしているな。
一年をまとめるのはやめにして・・・
今年最後の(おそらく・・・)忘年会は平和でいろんな会話が出来た忘年会だった。