2008年12月27日(土)

Cute PDF

 午前中にお伺いした比島のH瀬さん、前使っていたプリンターがおかしくなって電気店に持って行ったらメーカー送りになるということで新しいプリンターを買われた。VISTA機の方はご自分でやって使えるようになったのだが、Windows Meの方で使えない。

 さぁ、どうしたことかとネットからメーカーのページにドライバをもらいに行くと、なんとWindows Meと98に対応したドライバは提供していない。

 あぁ、こういう時代になったか・・。

 XP以前の周辺機器がVISTAで使えない。これは、メーカーがVISTA用のドライバを提供していてなんとかはなる。

 新しい周辺機器の場合は、マイクロソフトがMe、98以前のサポートをやめたため、周辺機器の提供メーカーも責任を持ってドライバを提供できない。まして、今やもうMe、98の時代ではないという考え方があるかも・・

 サポート中止ってこういうことなんだよなぁ。

 H瀬さんはVISTAで動かない囲碁のソフトをMeに入れていらして、時々、囲碁の定石パターンを印刷されている。今日のこの状況で印刷を可能にするにはどうするか・・・。以前はピッタリのドライバじゃなくても、似たシリーズのドライバを使って印刷出来ることもあったが、それはやってみて出来なかった。

 提案1・・すぐ近くにハードオフがあるから、Meで動くプリンターを2〜3000円で買って来てそれを使う。

 提案2・・印刷イメージをPDFファイルで書き出して、それをUSBメモリーに入れてVISTAの方で印刷する。

 「中古のプリンターってすぐに壊れたりしませんか?」

 「その問題がありますねぇ。なんとも言えないです。」

 僕が自分のためにやるのならなんとでも出来るが、そうじゃない場合はおすすめじゃないかも知れない。

 H瀬さんは提案2を選ばれた。

 PDFの作成には「Cute PDF」といって、ネット上で無料で提供されているものがある。それをパソコンに入れるとPDF作成がプリンターのひとつとして選べるので、印刷しようとしているものを紙に印刷するんじゃなくて、PDFファイルの形で保存することが出来る。

 そのPDFファイルをUSBメモリーに入れ、そのUSBメモリーをVISTA機につけて印刷をすればいいわけだ。

 H瀬さんのお宅ではもうMe機の方で直接紙に印刷することはないので、PDF作成を「通常使うプリンター」にし、Cute PDFのファイルの保存場所もUSBメモリーへ直行するように設定をして、なるだけ少ない手順でVISTAにデータを持って行けるようにした。

 「この作業は必ずUSBメモリーをパソコンにつけてからやって下さいネ。」

 何度か僕がやるのを見ていただき、次はご自分でもやってもらって、「提案2」はそう抵抗もなく受け入れて頂けた。

 出来ないなら出来ないでなんらかの解決策を提供することが出来て良かった。

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 これから先、この手の問題がしばらくは出て来るんだろうな。