2009年1月4日(日)
オオー、今日やったことはとても価値がある。!
去年買ったリナックス本にあった特集を参考にLAN上で使えるファイルサーバーを作ったのだ。
使った材料は・・・
昔の仕事仲間でもありお客さんでもある筧君が「何かの実験にでも使ってください」と提供してくれたWin98時代の省スペースタイプのパソコン。
去年の10月に仕事の必要で買ったけど、結果的に使うことにならず、手元に残ってしまった320GBのハードディスク。
参考書としては上に書いた、去年買っていたリナックス本。
そして、その本で紹介されていた『FreeNAS』というOSはネット上で無料で提供されている。
これだけで、複数使い分けしているどのパソコンからでもアクセスできる「データ保管庫」が出来てしまった。
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なにがどう良くなったかと言うと・・・
今までデータ保管用に使っていたUSBでつなぐ160GBのHDDは「これが一杯になるには何年もかかる」と思っていたのがもう容量一杯に近づいていた、その容量を倍に出来たということ。
そして、この外付けHDDはUSB接続であるがゆえにデータの共有を図るにはつないでいるパソコンを起動しておかないといけなかった。 しかも、違うパソコンへのデータ転送は時間がかかるので結局はUSBを各パソコンにつなぎ変えて使ったりして、その手間がバックアップの全自動的なやり方を分かりにくいものにしていた。今回のこのデータ保管庫用のパソコンは一言で言えば「LAN接続ハードディスク」なわけだから、スピードやつなぎ変えの問題がなくなった。
そして、一番良かったのは、2年くらい前に買ったばかりの外付けのHDDは、なぜかその何倍もの大きさのパソコンがほとんど無音なのに対し、とても耳障りな振動音がして、これが一番僕の使う気を無くさせていた。今回作った「データ保管庫」パソコンはとても静か。
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FreeNASの導入自体はそう大変なことではなかった。僕もだいぶリナックス慣れして、HDDのフォーマットなど、別のリナックスのツールを使っていいとこどりの作業。
本の通りにやってその通りに行かない部分は、FreeNASのインストール段階のメッセージをよく読めば分かるようになっている。
筧君がくれたWin98時代のパソコンはフロッピードライブが使えなかったり、CDが出て来たり来なかったりしたけど、ファイルサーバー機としてFreeNASを入れてしまえば、そういう部分は一切使わないので何も問題ない。
そして、FreeNASを実際に入れてしまうと、その調子のいいこと。やはり、古いパソコンは目的を絞って使えばまだまだ上等に使える。
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LAN接続のHDDは1テラ2テラのものって(1テラ=1000GB)簡単に4万、5万するのだが、不要なパソコンを生かせば大容量のHDDの金額だけで出来てしまうのだ。
今回の場合は手元にあった320GBのHDDで金額は6000円弱だった。今は、何ヶ月の違いで1テラでも8000円台であったりする。
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いろいろと金額的なメリットを書いたけど、一番のメリットはやはりその便利さだろうな。
これからが楽しみだ。