2009年1月11日(日)
いの町、I関さんは土佐市のT弘鉄工さん。土佐市の方は仕事場で、T弘鉄工さんのご自宅はいの町にある。
去年の8月、土佐市のN岡さんの紹介でお伺いしたT弘鉄工さん、今回はご自宅の方に僕を呼んで下さった。
ご用件は・・・
会計ソフト分野では有名な会社の販売関連ソフトの体験版再インストール。
30日だけ使える、2ヶ月だけ使える・・、という形でそのソフトを試しに使ってみて、良かったら買う、自分とあまり合わなかったらそこまでにする・・・という提供法の「体験版」。T弘鉄工さんは去年かおととしにその体験版をダウンロードしてインストールしたのだが、ちゃんと体験しない内に期限が来てその体験版は使えなくなった。で、今回、そのことを相手の会社に連絡し、その会社は最新の体験版をCDの形で送ってくれたのだが(これは素晴らしい対応だと思う)、インストール時にエラーメッセージが出てインストール出来ない。
体験版はうまいことやれば何度もインストールし直して、結果的にはそのソフトを買わずに使い続けるということもあるので、提供する側もそれが出来ないようにいろいろな仕組みを用意している。それをなんとかするにはただ前のものを削除してもう一度インストールし直すというようなことではうまくいかない。
でも、今回の場合は提供する側も提供を惜しまずにやってくれてるから、自己防御的なことはないと思うが、体験版の作りそのものが永久利用を防ぐ形になっていたらそれも仕方ないこと。前のものを削除しても残ってしまったフォルダとその中のファイル、レジストリ、はたまたネット経由の体験版利用開始時の記録など、考えられることに対する対処法をいろいろ準備してお伺いしたのだが、結果としては一番単純な、削除時に残ったフォルダの削除でことは解決した。
この作業をやる間、I関さんがパソコンの「困った」を解決するのに一番頼りにしているI関さんの娘さんが同席してくれたのだが、娘さんは自分があれこれやった時のこととか、体験版を再インストールできなかった時の提供元の会社とのやり取りをとても的確に説明して下さったので僕の作業は的を絞ってやることが出来た。その時点での情報がちゃんとコミュニケートできてつかめるというのがいかに大事かのいい例だったな。
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ところで、この娘さん。お母さんの作業が済んだら次に自分がしてもらいたいメインの作業があった。それは無線LANの設定なのだが、なんとそれはISDNのこちら側での無線LANの構築だった。
ADSL、ヒカリ・・、ここらは僕にとって何でもない。でも、そのひとつ前の世代のISDNのこちら側に無線LANって・・・・???
いの町はヒカリの普及が遅い。最近、四国電力のピカラが開通して、NTTは大きな通り以外はもうあきらめてるらしい。そんなことから、いの町はまだまだISDNや普通の電話接続がまだ生きている地区なのだ。
ISDNのこちら側に無線LANか・・・
でも、I関さん宅のISDN機器にはLANポートがついているから、やりようはあるんだろうな・・・。
説明書を見せてもらいながら、モデムの設定画面に入っていって、そこから設定項目を読み取っていろいろやる内に、目的は達成することが出来た。
最近のネット事情を話しながら、I関さんはすっかりピカラの光を導入する気持ちになったので近い内に今日の作業は無駄になるのだが、そう決めたとしても決断から実行に移るまでは日がかかるだろうから取りあえず出来ることなら今日の設定をやって欲しいということだった。その要望に応えることが出来て僕も嬉しい。I関さんも娘さんも嬉しがってくれて、やった甲斐があった。
ISDNのこちら側に無線LAN・・・って、可能だったんだネー・・・