2009年1月16日(金)
今日U田さんのところで見せて頂いた映画は「今ひとたびの」と「花咲く港」。
「今ひとたびの」は運命の巡り合わせか、お互いに好きなのにやっと逢えるその時にのっぴきならない事情ですれ違いばかりで、時を経てやっと逢えた時に戦争でまたもや離れ離れになるというメロドラマの典型みたいな筋。最終的には中ぐらいの情感ありのハッピーエンド。中ぐらいというのは戦争が終わって晴れて逢えた時、女性の方は・・・(って全部書いたらいけないナ)。
「花咲く港」は木下恵介監督の第1回監督作品。九州のとある島での詐欺師と人を疑うことをしない島民たちとの話。テンポがあって十分に面白かった。上原兼の今風な美男子ぶりには新鮮な驚き。
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「もうお奨めするようなものがほとんど無くなってきましたヨ。」
最近U田さんは映画を見る前に必ずそうおっしゃる。そう言いながらも先日の「丹下左膳」みたいなこともあるから、僕の目にはまだまだ先生のライブラリは宝の山なのだが、U田さんご自身はそう思ってらっしゃる。
「最近の映画で見てみたいと思うのは『バルトの王国』と絢爛豪華さという意味では『大奥』あたりを見たいと思ってるんですけど、買って手元に置いておきたいかというと、ちょっとどうかというのもありましてねぇ。」
レンタルはプレイヤーが痛むとも聞いていて気乗りがしないとのこと。ビデオはテープとヘッドが接触するから確かにその可能性は高い。でもDVDは非接触だから大丈夫だろうけど、先生のオーディオ機器は立派なものだからその気持ちも分からないでもない。
今日の最後に「バルトの王国」と「大奥」がDVDで売られているかを調べてみた。アマゾンでは在庫品が結構な値引きをして売られていて、それに加えて、アマゾン以外の一般人や業者さんがアマゾンのページを利用して手持ちのものを売る「マーケットプレイス」では未開封新品が1000円以下であったりする。
これはこれで商品の価値が下がるようで若干複雑な気持ちにもなるが、ものが良ければそれはいい拾いものだ。
先生は僕との趣味の時間のために、DVDを買いかねないようなところもあるから、今度は僕がそれを手に入れて一緒に見てもらおうかナ。
それで、ついでにマーケットプレイスの利用法を調べて自分の手持ちのものを処分する術を身につけるなんてのもいいかも・・・