2009年1月27日(火)
さぁ、短大での授業「医療秘書総論」は今日でホントの最後だ。今教えている子供たちの学年で最後というだけでなく、来年度からはこのコースそのものが無くなるのでホントのホントに最後なんだ。
この授業の最後の方、参考にしている教科書では「診療録」のことを扱っている。僕は病院勤めをしていたけど、医事畑というよりは総務畑の事務職だったのでカルテ関連を直接触るような仕事はほとんどしていない。そういうこともあってこれまでの5年間、診療録についてはサラリと流す傾向があった。教科書に書いてる程度のことはもちろん触れるけど、それ以上に自分の経験を盛り込むとか熱を込めるというようなことが出来なかった。
でも、今年は授業の準備をしている時も、授業で話をしている最中でも新しい発見があって「病院は診療録が全て」と言ってもいいくらいだと思うに至る。もちろん、治療行為の内容、それを行う際の病院職員のハート、そちらがあってのことだが、客観的にそれを見ようとすると、今という時間は一瞬一瞬過去になっていって、記録に頼る以外何もないのだ。
請求作業、情報開示、自院の位置づけの分析、医学の発展への資料価値、記録以外に頼るものはない。
やっとそれを自分の感覚で話せるようになったワケだ。
さぁ、これで来年からはもっとちゃんと「診療録」について話が出来るなぁ!!
って、今日で終わりなんだよネー。
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教えることは最良の学びにつながると言うけど、最後の最後まで学ばせてもらったな。
来週は同じ時間、同じ教室でテスト的なことをやってこの授業は終わりになる・・。