2009年2月3日(火)

ラスト・テスト

 「今日は最後の日だから、最後の出席を取ろうかネー」

 テスト日だからおそらくみんな来てるし、数えれば済むのだが、丁寧に出席を取る。

 今回は今までで初めて問題らしきものを作り、それに答えるタイプの試験にした。元々学校の先生じゃないし、問題らしい問題を作る力もない。それに、実際の仕事の現場では「知ってる」「出来る」より、目の前の問題を解決する力というか、解決を目指すその人の心のベクトルというか、学校のテストでいい点数を取る力とは別のものが必要。そんな思いで、試験を考える機会に出来たらいいとレポート提出にしていたのだが、今回は問題に答える中でこれまでの授業を思い起こしてもらったり、その場で考えたり出来れば・・という設問にした。何を覚えてるとかそういう内容じゃないから、どうかするとアンケートみたいな問題。

 「5分で済む人もいるだろうし、1時間かかる人がいてもおかしくない問題だからね。早く出来た人は僕の前の机に置いて、静かに出て、他所の教室の邪魔にならないように気をつけてね。」

 結構みんな真剣に書いてくれていた。出来た生徒は僕の前の机にひとりひとり解答用紙を置いて行くので、結果的に最後のアイサツが出来た。

 「お疲れ。」

 「ありがとうございました。」

 これは偶然の産物なのだが、まるで卒業式みたい。アハハ。

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 テストが済んだ後、T畑先生のところへ。先生は来年度の新しい授業のシラバスを仕上げていらして、今日は授業の一部を受け持つ僕との最終確認。それはお互いにスンナリOK。

 その後、この学校の図書館に案内して頂いた。

 来年度の授業では僕も勉強しておきたいこともあって、いろいろと本を借りれたら・・ということを先週言ったのだが、「それならこの学校の図書館も利用して下さい」ということになったわけ。

 短大の図書館に名前を登録して、今日から僕もこの図書館を利用できる。

 これは身に余る光栄ナリ。

 暇な時にはここの机で勉強しに来てもいいな。

 (毎日、入り浸りみたいになりませんように・・)