2009年2月24日(火)
ハードディスクを分解してみた。
ハードディスクはほとんどが頭が星形のトルクスねじで留めてあって通常のネジ回しで分解することは出来ない。でも、去年の今頃、僕はトルクスねじ用のドライバーを手に入れたのでその時点でハードディスクの分解は出来るようになっていたのだが、頭の片隅に課題として置いたまま1年があっと言う間に過ぎた。
さぁて、いざハードディスクを分解してみると・・・、そこには新しい世界。
鏡面仕上げのディスクは鈍い銀色にビカビカ光っていて、それこそ鏡にでも使えそう。おそらくミクロン単位の鏡面仕上げなのだろう、二枚重ねるとピッタリとくっついて平らにしたもも持ち上げても指で押さえていないディスクが落ちない。
1分、5400回転とか7200回転のモーターは基盤をつけたままで通電するとそのまま回転するし、その静かさと回転の安定加減はとても価値のあるものを手に入れたような気持ちになる。
ディスクを読むためのヘッドが納められたところには強力な磁石があって、その大きさ(小ささと言うべきか)に対する磁力のすごさは分解途中にドライバーが吸いつけられて作業がしにくい程。
中身をどけてもなおズッシリと重い箱はこれみんなアルミの塊りなんじゃなかろうか。
こうしてみるとハードディスクの中身は少年心をくすぐるものばかり。資源としても価値がある。
以前、テレビで個人情報の保護のためにパソコンのハードディスクを物理的に壊す映像を見たことがあるが、その方法は油圧か電動の万力でグシャリと潰すというものだった。この内容に対して、あのやり方はあんまりかも知れない。グシャリとやった後、あれはそれなりに資源として再利用されるんだろうか?
モーターなんか他に十分使えそうなんだけどなぁ・・
とりあえず僕が思いつくのは、扇風機風のプロペラをつけUSBから携帯に充電するコードを細工してモーターを動かす、『USB卓上FAN』くらいのものかな。
強力な磁石は、大道具の時の、床に散らばった釘の回収に使うことにした。
分解予定のハードディスクはまだ10台くらいあるんだけど、なんか他にいい使い方ないかなぁ・・・