2009年3月3日(火)
パタパタパタパタ・・・
お客様のH田さんのお宅に着くなり頭上で「心当たりのある」音がした。あれ、先日乗ったばかりのヘリコプターの音じゃないか。もちろん機種は違うだろうけど・・
「医療センターのヘリが患者さんを搬送してきたか、単にドクターをピックアップしに来たのかも知れません。」
高知市池、H田さん、ご主人は医療センターのお医者さんだとのこと。
今日の仕事はウィルス除去。あらかじめ聞いた話からすると、リカバリーする方がスッキリするのだが、出来ることなら今のパソコンの状態を生かしたいとのことで、まずは除去方向で格闘する。
元から入っているウィルス対策ソフトはウィルスを検知してそれなりに処理してくれるのだが、すぐに同じウィルスが発生して、又それを検知する。その繰り返し。
これは目に見えてるウィルスとは別にそれを呼び込むやつがいて、それを退治しないとどうしようもない。それらしきものがありそうな場所があるので、「全てのファイルとフォルダが見える」ようにしてその場所を見ようとすると、なんとその設定がすぐ元に戻って深いところに入っていけない。あっと言う間に3時間。最後の頃には再起動するたんびにすぐ電源が落ちるようになった。
アチャー、こんなこと繰り返してるとハードディスクが傷んでしまうゾ。今の時点ではハードディスクの機械的な健康状態は「正常」なのだ。
「どんどん泥沼化して行ってますねぇ(^_^;)」
疲れて来た。
「少し、血糖を上げた方がいいですネ。」
作業をしながらの会話でお聞きしたのだが、奥様は以前看護婦だったとのことで、お茶と甘いものを用意して下さった。一般人なら「お腹が空いたからお菓子でも食べようか・・・」の表現が医療人だと「血糖が下がってるみたいだから上げないといけないね。」なんてことになる。
そこへご主人が帰って来られた。奥様との話で、もうこれはリカバリーするしかないということになっていたので、それまでの状況を説明する。リカバリーするとしたら、見積もりあと2時間。
「お時間はよろしいんですか?」
まぁ、なんてやさしい心づかいなんだ。
「今の状態で帰ってしまったら、パソコンを壊しに来たようになってしまうので、やらして下さい。」
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リカバリー、SonyのVAIOは何の魔法か4分で済む仕組みになっていた。
これまでの格闘の時間に比べてこれは何なんだ?!
もっともそれは基本部分が4分で、元々入っていたソフトは別扱いになっていて、それとOffice系ソフト、プリンター、メールなどなどやっていくとどんどん見積もり時間に近づいて行く。
リカバリー完了!!
一番、確かめておきたいのはさっきまで入っていけなかった普段は「非表示」のフォルダに入っていけるかどうか・・。
もちろん、入っていける。ヨシッ、これで僕も納得。これはリカバリーしかなかったな。
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これだけやるとクタクタになるんだけどねぇ(^^)、奥様が人当りのいい明るい人で、ご主人も心づかいのある人で、作業の後半そこにいた子供たちも知らない人がいてものびのびしていてくれたので、心確かに作業することが出来た。
僕も病院勤務経験者でなにかと話が通じるというのも嬉しかった。
トラブル系じゃなくて、又前向き系でご家族にお会いできたらいいなぁ。