2009年5月4日(月)
数日前にふと思い立って名刺の整理を始めた。最初にやったのはここ数年にもらった名刺なのでほとんど現役だ。
今日やったのは勤め人時代に溜まったままで、どうにかしなくちゃと思っていた600枚強。
勤め人じゃなくなった後の数年は、この後なんの縁で役に立つかも知れないという思いで置いていて、その後は「なんとかしなくちゃ」のお荷物だけになっていた。
顔が浮かぶ人、浮かばない人、整理したら生き残ったのは50枚くらいのものだった。これだって、その名刺の連絡先に連絡して今その人がそこにいるかどうかも分からない。でも、この人と会ったこと、関わって一緒に何らかのことをやったこと、これは忘れないでいたいというのが50人くらいいたということ。
今自分が勤め人じゃないから無責任に言ってしまうけど・・・
勤め人時代の出会いのなんと薄っぺらなことか。
イヤイヤ、違うな。
これは僕の問題だ。
それだけの出会いを活かし切れてないのは僕の能力不足なのであって、そうじゃない人はもっと沢山の宝物を手に入れているのだ。
でも反対に・・・
自分を分かってくれる人は一人いればいいという考え方もある。
友達の数をそれほど欲張るもんじゃない。
そういう意味では僕は恵まれすぎるほど恵まれている。
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名刺は主にビジネスめいた場面でやり取りするものだから、それを活かすとしたら友人の数の問題じゃなくて、その出会いをどう後の仕事に活かしたかということ。
元々、友人話が出てくることではないのかも知れない。
そういう意味では、生き残った50枚の名刺に僕は友情めいたものを感じているのだから、やはりおめでたくも幸せな人間なのかも知れない。
根っからビジネスタイプの人間じゃないんだな。
それなのに何故か、一般社員より名刺を沢山もらうような立場に立たされて・・・
カワイソウナボク。
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今の僕にとっての「名刺」はすっかり友人・知人を見失わないための道具になっている。
筆不精故に、連絡したい時に連絡できなくなった人が何人いることか・・。そう言う時に年賀状や名刺は何らかの助けになってくれるからねぇ。
仕事を取るため、自分を覚えてもらうためのビジネス用より、友人知人を見失わないための個人用に名刺が広がった方がよほどいいのにな。
まっ、今は携帯があるか・・