2009年8月4日(火)
おくふじ新聞のK松さんは去年の1月におくふじ新聞1号を出されて以来、毎月確実に新聞を発刊されている。それは毎月僕にも送られて来て、僕もそれを楽しみにしている。
「おくふじ」という場所自体は僕の故郷ではないのだが、自然豊かな山里で、そこに住む人、そこを離れて想う人の感じ方に僕も非常に心あたりがあって、自分のことのように感じることが毎号載っている。そんな新聞だから、おくふじ出身の方のこの新聞に対する気持ちはもっと強いだろう。
さて、その新聞を印刷しているキャノンのプリンターがエラーメッセージを出すようになった。
「廃インク吸収体が一杯です。」
廃インク吸収体というのは、印刷時やヘッドのリフレッシュ時に噴き出た余分なインクを吸収するためにプリンターの底に敷き詰められたもの。キャノンはプリントヘッドの交換もユーザーが出来るようにしてユーザーにやさしいメーカーだと思うが、廃インク吸収体の交換に関してはメーカー側が行うメンテナンス項目として一般には方法を公開していない。
こういう場合、どこかのショップに持ち込んでキャノンの方でやってもらうしかないのだが、ネットで調べ、確実をねらってパソコンショップにも電話してみると、これが結構な値段になる。新しいものを買った方がましかも知れない。
裏技的にやっている人もきっといるんだよなぁ・・・。
更にネットで調べてみると、やはりそれなりにそういう人の情報が出てきた。
それをいくつか見て行くと・・・
廃インク吸収体はプリンターの一番底にあるからトコトン分解しないといけない。トコトン分解して廃インク吸収体を取り出して洗って乾かし又戻し、その上でエラーメッセージの解除をするのだがその方法はキャノンは公開していない。
こうなるとどうしても全く同じ機種の分解方法とエラー解除の方法が分からないと手を出すのは危険だ。自分の実験機ならともかくお客様の実用機をバラバラにした挙句、「ダメでした」はちょっとねぇ。
まぁ、こういう細かいことはともかく、キャノンのメンテ料金のことなど分かりやすい部分を伝えようと電話すると、K松さんご夫妻は既に買い替えの方に気持ちが動いていらした。
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そんな訳で今日は新しいプリンターを代理購入してK松さん宅へ。
あとでこんがらがらないように前のプリンターのドライバや付録のソフトはみな削除して今度のプリンタのものだけにし、印刷、スキャンが今までと同じように出来るよう単純化。
K松さんにはプリンタが替わっても今まで通り作業が出来るか確認してもらい、さらにK松さんが新聞作成時に感じていた疑問などもお聞きして。
やっている量が違うからネー。僕が探し出して伝えた筈の新聞作成用のソフトの扱いなどはK松さんの方がはるかに慣れていらっしゃる。僕の方が教わらないといけないかも知れない。
最近はK松さんのお体の具合のこともあり、文章の入力をご主人もやっているとのこと。おくふじ新聞はますますK松さんご夫妻の共同作業での発刊になっている。
こうやってお伺いすると作りかけの次月号の一部が目に入って来たりして、来月の楽しみを今見てしまわないようにするのに人知れず僕は苦労した。
K松さん、来月も、又その次もずっと楽しみにしてまーす。