2009年8月21日(金)
今年で僕は5回目になるんだろうか?徳島の牟岐町と海南の生徒さんたちからなるバレエ教室の手伝いごと。最初は何故か照明の色換え、次は本来の道具要因、次からまた本来の仕事ではない音出しをしている。「本来の」と言っている道具だって僕はいつまでも素人でいようと思ってるし、なにかを目指したとしても大したことにはなれそうにないから、舞台ごとに関しては僕は手伝い要因、それこそ便利屋感が抜けない。
広く浅くタイプで、何をやっても中の中ぐらいかそのちょっと上くらいまでしかいけないから元々便利屋タイプなんだよな。パソコンの便利屋というのはベストチョイスだったと思う。出来れば「パソコンの方で予定が詰まってて舞台ごとはちょっとー」なんて言えるようになりたいし、この世界では少しだけ欲張って上の下くらいにはなりたいもんだ。
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それはともかく・・・
今回は毎年機材プラス人材を貸してくれてる高松の照明屋さんが人材の方は一人しか提供できないということで、高知の照明のフリーの田中さんという人と一緒に徳島に向かうことになった。彼とは日本舞踊の舞台では何度も一緒になったことがある。
田中さんの車の方が僕のよりはるかに余裕があるので、彼の車、彼の運転で行くことにした。
この田中さん、大きな声の元気な人で、しかも相手を立てる話し方が習慣になっていて「おう、人にはこういうあり方もあるのか・・」と思ったことだった。実年齢の40台半ばよりはるかに若く見えるし、彼は最近病院にかかっている持病もあるのだが、彼がそのことを話すと笑い話っぽく聞こえて来る。言わば体育会系の人なんだろうけど、こういうのもアリなんだねぇ。
また運転がうまい。今まで走ったことのないショートカットを走ってみようということで、奈半利から東洋町に抜けるかなりの山道を下界の広い道を走るようにビュービュー走る。
おかげで早い時間に甲浦の辺りまで来た。
「僕のお客さんが海賊焼きの浮き座敷のことを懐かしがってて、出来ればそこの様子をデジカメに撮って行きたいんやけど・・」
「えぇ、全然かまいませんヨ。行ってみましょう。あそこらはNHKのロケで何度か行ったことがあって僕も懐かしいです。」
それでも牟岐に早く着いた。
「牟岐の先のナントカスカイライン言うところに千羽海崖(せんばかいがい)っていうとこがあるらしいんやけど。」
これもU田さんから聞いた場所。
「そこは初めて免許を取った時に行ったことのあるアソコのことだと思います。行ってみましょう。」
千羽海崖には実は行き着けなかったのだが景色のいいスカイラインをしばしドライブ。
一人での移動じゃこういうことはしない、観光っぽい移動日だった。