2009年8月22日(土)

牟岐町、ホール

 今日はバレエ教室発表会のリハ日。

 5回目の参加ともなると、舞台以外のことにも気が行き出す。

 といいつつ、これまでだって時間があればホールの外を歩き回り、あちらをパシャリこちらをパシャリとデジカメに収めたりして行動そのものは似たようなものなのだが、見たもの聞いたものが自分の中に入って来る感じがもっとしっかりしていて実感がある。

 去年おととしと2回続けて海南のホールだったけど、牟岐という町はどんなところなんだろう。

 昨日海賊料理の浮き座敷の店を見た時に、こういうところで一度食べてみたいけど僕らの財布事情じゃとても無理だネと言うと、ここらは魚介類の宝庫で大あさりというそれこそ大きなあさりがスーパーにも並んでいて1個200円くらいで買えると田中さんが行っていたっけ。自然が豊かで、海の幸に恵まれた土地らしい。

 その豊かさゆえなのか、ホールの1回の大教室やロビーでは夏休みの子供たちを集めて料理教室や木工教室をやっている。

 催し慣れしてるんだろうな、何にもなかったロビーに机や椅子が並べられてあっという間に学校の教室みたいになり、木工教室の出来上がり。

 次の休憩でロビーに下りて行くと、撤収されていて何もなかったかのようにいつもどおりのロビーに戻っている。

 こりゃ、すごいわ。こんな土地柄だから徳島の中心からずっと離れた町でもバレエ教室が存続して、25回目の発表会が出来るのかも知れない。

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 牟岐のホールの前には川があるのだが、そこは川の水と海の水が混じる屹水域。

 「大きなチヌがおる思うたらそのそばに50センチあるコイがいるんですよ。」

 田中さんがびっくりしたように言っていた。それ、見たかったなぁ。

 バレエのビデオ係で来ているご父兄の話では、この川ではアユも釣れるしエビもいるし、子供たちには格好の遊び場らしい。

 そのことばどおり、潮が引いて川が浅くなった時間に4〜5人の小学生くらいの子供たちがチャン(水中銃)を持って川の中を歩いているのが見えた。

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 こういう町は、このままいつまでも自然豊かで、その上でホールでの行事ごとなどで文化的にも豊かだったらいいものだ。