2009年9月21日(月)
夕方、横内を通っている時に西の空がきれいなのに気付いてバイクを止めた。
夕焼けと言うほどの赤ではない、薄い青から白への変化、そこに赤がまだらにからんだ淡い夕焼け。
テレビやパソコンの画面に絶景を探さなくても、きれいなものはこうして身近なところにある。
これで山の稜線に沿うように敷設された送電線がなければこの景色も絶景だ。
人工的なものにきれいさを感じないこの感覚はなんなんだろう?
自然の法則を無視した人間本位の無秩序な配列?
いやいや、あれだってそれなりに地形に合わし、自然と共存する形での配列だろうに、悲しいかな人工物はあまりきれいじゃない。
きっと、やってることに無理があるんだろうなぁ。
どこかで大量の電気を作ってそれを各家庭に配る中央管理的なやり方じゃなくて、もっと小さな範囲で電気を自給する形で電気の歴史が進んでいたらこの景色も変わっていたのかも知れない。横内は高い場所にあるからまだましだけど、下町の我が家付近で見上げる空は電柱から電柱へ、あるいは電柱から家庭へと結ばれたいろんな線で切り刻まれている。
でも、そういう雑多な環境に安らぎを感じるタイプの人がいるのも事実。それも思えば、何がどうでも良くなるか・・。
そんなこと考えるより今目の前に広がる景色を味わえばいいんだ。
あぁ、きれい・・