2009年10月2日(金)
U田さんのお宅での映画タイム。
今日は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」。
タイトルは聞いたことがあるけど、僕は今日見るのが初めてだ。
想像力次第で画面が大きかろうと小さかろうと映画は十分楽しめる!!
というのは大画面で見れないものの負け惜しみなわけで、やはり大画面で見ると「見る」という行為の集中度が違う。漢字も「観る」というのがふさわしいかな・・。それに白黒というのはいいなぁ。
ところで、話の中でタイトルにある郵便配達というのは一度も出て来なかったんだけど・・・
後で調べてみると・・・
この映画の原作が出版社に受け入れられるまでに作者は13の出版社に断られ続け、14社目でやっと採用が決まった。採用、非採用の通知が郵便で届けられる時、郵便配達はいつも二度ベルを鳴らすので、作者は何度も郵便配達のベルを聞いた。そして採用が決まり、出版社にタイトルをどうするかと聞かれた時、作者はこのタイトルを付けた・・、とのこと。
この映画は4度映画化されているらしく、今日見たのはイタリアを舞台にしたもの。
映像や展開にスピード感があって、最近の映画を見ているような感じだった。
というか、こういう映画があって、今のサスペンスものが出来て来たという流れなのかもしれない。
二度書いてしまうけど白黒というのはいい。舞台がイタリアということで遠いところの話というのは当たり前だが、白黒だと時間的な距離感も加わって、遠い異空間の話として楽しむことが出来る。
最近はテレビだ、インターネットだとやたらと情報が多くて地球が狭くなってしまい、知らない世界へのあこがれとか驚きが少なくなったのは便利さの代償なんだろう。それを補うには時代的な距離も必要というわけだ。
今日の映画はもともと白黒なのだが、今の時代のカラーも敢えて白黒で見たらどうなんだろうナ・・・。