2009年10月6日(火)
マークロス!!
と叫びたいくらい集中したゾ。
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「お父さ〜ん?」
昨日の夜、上の子がニコニコしながらやって来た。こういう時は何か頼みごとがある時。
「下のビデオ(ハードディスクレコーダーのこと)にマクロス特集の6時間くらいあるのを録ったがやけんど、パソコンでDVDにしてくれん?あれでやるよりパソコンでやった方がきれいになるらしいし、ちゃんと残しときたいがよー。」
彼女は、僕が秘書殿のセーラームーンを完璧にコマーシャルを抜いてチャプターも的確につけてDVDにしているのを知っている。
「かまんよ。とりあえずDVD-RWのディスクに焼いてこっちに回して頂戴。」
「分かったー。1000円でかまん?」
エッ、お金くれるの?ウワァイ!!DVD-Rが50枚入った安ものが買えるゾー。
出たっ!!小市民根性。娘からお金もらって断らない。
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作業にかかると・・・
マクロスっつうのは作る側がかなり力を入れてるんだろうなぁ。話ごとに様子が違っていて、やること自体は切り張り作業なのだが、その切り張りのポイントを探すのに苦労する。
僕がテレビ番組をDVDにする時は・・・
○使う部分と要らない部分を極限ギリギリのコマで切り分けコマーシャルなどの不要部分をカットする。
○イントロ部分、主題歌、タイトル部分、本篇、エンディング、予告編に加え、コマーシャルの前後のつなぎ部分(アイキャッチというらしい)にもチャプターをつける。
セーラームーンなどは番組の作り、流れに一定の法則があって数をこなせばこなすほどその作業が何でもないことになるのだが、マクロスは第1話、第2話と話ごとにアイキャッチが違っていて、エンディングの歌もちゃんとエンディングとして分かれている回もあれば、ドラマの中の一場面として始まった歌のシーンがそのままエンディングロールにつながったり、エンディングロールの後でも少しドラマの続きがあったりと、必要に応じて様々なのだ。
これだと、全てとは言わないが要所要所の大事な部分はちゃんと見ないとチャプター付けのポイントが分からない。場合によっては同じ部分を何度か見直すことも・・・。
こりゃあ、アニメだマンガだと馬鹿に出来ないなぁ。すごい数の人間の才能と手間をかけている。
全部で12話、実作業は3時間くらいだけど、途中でうだうだしたり、他のこともやったりで実際には半日潰したことになる。
1000円で喜んだことを後悔した(-_-;)
でも、出来上がりはカンペキ!!ちょっとアートしたような達成感。
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出来上がったものを見た娘のことば。
「ここのつながり、よう分かったネー」
あったり前だ。僕を誰だと思ってるんだ、アーチストだぜ。
我が家の娘たちはアニメにうるさい。作り方とか裏事情まで知ってたりして、そこいらは「お宅」っぽいくらい・・・、というか「お宅」だろうな。
で、僕はその子らの眼鏡に叶うDVDを作れるわけで、この力、仕事にならんもんかネー。