2009年11月20日(金)

暖 流

 金曜日のU田さん、今日の映画タイムで見たのは「暖流」という映画。

 映画が作られた時代のかなり大きな病院が舞台で、それは今の時代から見ても大病院と言ってもよさそう。病院の経営改革を託された事務長(?)や、イニシアティヴ獲得競争の医者たち。そのために院長の娘と結婚したがる医者がいたり、いつの時代も同じなのかと思わされるような作品なのだが・・・。

 見た後で調べてみたら、なんとこの話は何度も映画化されたりテレビドラマ化されている。一番新しいところでは、2年くらい前の昼ドラで近藤正臣が院長役をやっていたドラマもこの話が下敷きになっているらしい。

 大袈裟な脚色で、見ている方が恥ずかしくなるような、それでいてどこか人の気持ちをくすぐるような昼のドラマ。そこにも日本の映画の歴史の一部が流れ込んでいるということか・・・。

 コレ、知ってると知らないでは、見る目に差があるんだろうなぁ・・・

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 87年という歳月を生きてこられたU田さん、ご本人はそんなつもりは無いのだろうけど、お会いして会話したり映画を見せて頂いたり、その中で自分がいかになんにも知らないか・・ということをいつも感じさせられる。

 一応僕がお仕事でパソコン関連のお世話役という形になっているのだが、勉強になっているのは確実に僕のほう。

 なんとも、こういう方に巡り合えて、僕は恵まれていると思う。