2009年11月21日(土)
朝一、一宮のK田さんから電話が入った。内容はK田さんのノートパソコンの起動トラブル。
K田さんのパソコンが見えないながらも、電話で一通りのチェックをしてもらったがそれだけでは解決しないので伺うことに・・。
いくつか試行した結果、最終的にはリカバリーということになった。
僕は会う人ごとに日頃のバックアップの大切さということを相手の人に言っている。特に仕事でパソコンを使っている人には。
「最悪、パソコンはどうしようもなければ買えばなんとかなります。でも、データは取り返しが付かないから、パソコンの中にひとつ、パソコンの外にひとつ、同じデータがあるようにしておいたら、何かあった時にはそれが役に立つんですよ。」
K田さんはそれをそのまま実行していてくれたので悩まずにリカバリー作業に入ることが出来た。
リカバリー自体は実は大変な作業じゃない。パソコンを買った時に付いて来たCDなどを使ってパソコンを購入時の状態に戻すだけのこと。ほんとに大変なのはその後のことなのだ。パソコンを購入して以来、何年も使ううちに新しくインストールしたソフトや、自分で作ったデータなど、それを限りなくリカバリー前の状態に戻そうとすると、それは結構な手間になる。我ながら、こういう作業をする時の手際は見事だ。
自分自身がパソコンの一ユーザーだから、自分のためにやってることが人様のためにも役に立つ。そんなことも、この仕事を始める時のひとつの動機だった。パソコンのトラブルの際、問題解決には多くの時間を使い、時には勉強さえするのに、それが一度だけ自分のために役立つにしては、その手間ヒマのかけようは結構なもの。そして、それが一度だけだと又忘れてしまう。
自分の経験が人の役にも立ち、回数を重ねるごとに問題解決の力が付き定着していくならこれほどいいことはない。
いまから思えば、その頃の僕の力はこの仕事をするには無謀だったかも知れない。でも、世間を知らないことが幸いしてこの仕事を始め、その頃に比べればまだマシになっただろうか・・。
僕がそのきっかけになるパソコンを覚えた時期というのが、今日のK田さんと同じ病院に勤めていた時代だった。
K田さんのパソコンの作業の最後は、アメリカに行っている息子さんとのやり取りに利用しているSkypeが利用できるようにするところまで・・。それこそ、今回のトラブルはK田さんが息子さんと連絡を取ろうとして、パソコンの異常に突き当たってしまったんだ。
朝、トラブルが起き、それから電話をもらって出向き、作業終了が2時くらい。
ライフラインの復旧に4時間と言ったところか・・・