2009年12月26日(土)
「おくふじ新聞」のＫ松さんのご主人からは今週初めに電話を頂いた。
ご主人の様子からして、そろそろ僕がいなくても大丈夫に思うのだがどうしたことだろう？
行ってみるとやはり特殊事情だった。作りかけのファイルが壊れているらしく、そのファイルを開こうとするとエラーメッセージが出て開くことが出来ない。
新聞作成のソフトの不具合も想定して再インストールするが結果は同じ。やはりファイルそのものが壊れている。これは作り直すしかない。
ごく通常の扱いの部分はＫ松さんにやり方を教わりながら僕が作り直した。
ここでシツモ〜ン！！僕がＫ松さんにソフトの扱いを教え、それをご主人が受け継いでいるというのに、それを僕が教えてもらうというのはこれいかに・・・！？
答え〜！！ パソコンやソフトの扱いは触った量だけ身につくもの。やり方が分かった後の作業は僕が早いし、トラブルが起きた時の対処も僕じゃないとダメだけど、通常のノウハウの方は毎月新聞を作っている分、小松さんご夫妻の方が僕より身に付いているのだ。それをちゃっかり借用して僕はトラブルを解決するというワケ。知らないことに引け目を感じないなんて僕も成長したもんだ。
Ｋ松さんは今回の1月号まで前もって新聞の大枠を用意されていた。せっかく来たので、その後の6月号まで大枠を用意させて頂く。
去年の今ごろはクリスマス用にＫ松さん手作りのケーキを頂いたりしてたのに、そのＫ松さんはもういらっしゃらない。
でも、Ｋ松さんのことを思い浮かべると気持ちがホッと明るい気持ちになる。Ｋ松さんはそういう人だった。そんな人に出会えて僕はほんとに恵まれていたんだと思う。
「春になるかも知れんけんど、落ち着いたら先生とも一杯やりたい思いゆうき、その時はちょっとやりましょう。」
「えぇ、いいですね。是非お願いします。」
しみじみだったり、笑ったりだろうと思う、Ｋ松さんのことをご主人ともっと話したり聞いたりしたいと思っている。
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Ｋ松さんの家を出て、その横の坂道を降りて行くと、なんと照明の森君が車を洗っているのに出くわした。お互いにビックリ。
「こんなところでどうしてるんですか〜？」
「いや、そのお宅が僕の何年来のお客様でネ。」
森君は夏の舞台打ち上げの際にパソコンの不具合の相談をもらって何度か我が家に来てくれた人。家は塚の原だと聞いていたがまさかそれがＫ松さんと道を挟んだお宅だとは思いもしなかった。
Ｕ田さんのお宅のすぐ近くにホームページを作らせて頂いたペットショップのＫ山さんのお宅があったり、真向かいに愛宕のＭ本さんのご長男のお宅があったりと、やたらとこういうことが多い僕だけど、又ここでもそれをやっている。
ほんとに世間が狭いのか、これは必然の偶然なのか・・・
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針木のＭ野さんからお呼びがかかった。年末に一度は声がかかっていた印象があったので、今年もそれとなく思い起こしていたのだが、どうもそれが呼んだみたい。
今回はお孫さんにクリスマスプレゼントで買ったビクターのオーディオ機器の扱いについて。
「パソコンのことじゃないけんど、宮城さんなら分かるろうと思うて・・。」
これが又、昨日Ｕ田さんとビクターがオーディオテクニカと合併してどんな様子になってる・・なんてネットで調べていて出てきた白い円筒形の今売り出し中のものだった。
雰囲気で作りを読み取りながらＭ野さんに説明して、Ｍ野さんもご納得。
「それからビデオカメラも買うたがやけんど、ＤＶＤに焼くいう部分が分からいで・・・」
カメラとDVDドライブをつなぐタイプのものでパソコンは不要だけど、少しパソコンの分野に近づいたかな？
これは作りの読み取りだけではどうにもならず、説明書を見てやり方を説明。
「よっしゃ分かった。ていうて、ほんとに分かっちゅうわけじゃないけんど、取り掛かりは出来るようになったと思う。またこの先実際にやって聞きたいことが出来たら来てもらうき。」
せっかく来ているので、もうすぐ期限が切れる筈のフリーのウィルス対策ソフトの1年延長登録もやってパソコンにも触らせて頂く。
Ｍ野さんとも気心が知れて会話が楽しい。
今は月に1度になっているけど、ラジオの「日曜喫茶室」が好きだったりどこかで似たタイプの人間なんだろうと思う。人生の先輩としてもさりげなく、でも実はとても大事に思えるようなことを当たり前のようにさらりとおっしゃることもある。
オーディオ機器を見た時に、昨日のＵ田さんとの調べごとのことを言い、「お世話をする形だけど、実は僕の方が逆に一杯教えられてる」ということを言うととても良く分かって下さった。
「しかも、その年にして、『最近になって分かるようになったことが一杯あって』なんておっしゃるんですよ。」
「そうじゃお。昔は僕も『俺が、俺が』で、人に負けんことばぁ考えよったけんど、いまから思うたら恥かしい。今やったら『どうぞ〜』いうて譲るもんね。いろいろ経験して、謙虚になって行くがよ。」
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ねぇ、僕はほんとに人との出会いにめぐまれている。