2010年1月 6日(水)

VISTA機、一気のリカバリー

 H医協会さんの富士通のVISTA機、昨日やったことは・・

 VISTAが持っている修復機能で使っていたそのままに修復できないか・・・。

 富士通やNECなど日本のメーカー製パソコンはリカバリーの方法は用意しているが純正のOSのCDやDVDはつけてくれていない。XPにおける回復コンソールのようなことをやるために、別のお客さんであるご近所のポッポ保育園さんからOSのDVDを借りて来た。

 結果からいうとバツだった。

 純正OSのDVDがないかわりに富士通機にはそれが本体に組み込まれていて、XP時代に比べるとこれは進歩だ。そして、その仕組みで自動的に動くものも、純正OSで動くものも「スタートアップ修復」という作業だった。回復コンソールとはちょっと趣が変わる。それぞれに何度やっても修復されず。

 さぁ、そうなるとリカバリーなわけだが、この富士通機もハードディスク内にリカバリー領域があるタイプで、リカバリーディスクは作られていない。ハードディスクを交換してリカバリーするとなると新しいハードディスクにはリカバリー領域なんてあるわけないから、これもU川さんの時のようにハードディスクをまるごと新しいハードディスクにコピーしてそこからリカバリーということになる。

 しかし、U川さんの場合は80ギガで9時間以上かかったものが、320ギガのこのハードディスクではどうなるんだろう?そもそもハードディスク交換が必要なくらい損傷があるのか・・・

 ハードディスクを取り出して僕のXP機につないでチェックすると、ディスクの損傷は1箇所だけだった。損傷の位置からすると経験から言ってこれは大丈夫だと思う。これなら今のハードディスクのままリカバリーするだけでいいだろう。何がなんでもハードディスクを交換するなら、その状態からリカバリーディスクを作って、そのディスクから新しいハードディスクにリカバリーすればいい。

 さて、このハードディスクのままリカバリーするとなると、中身は購入時の状態になって、購入以降にインストールしたソフトやワード、エクセルなどで作ったデータはみんな消えてしまうから、データを念入りに退避させないといけない。

 H医協会のKさんのパソコンの使い方を思い浮かべながら、データがありそうなところを探してDドライブに退避し、その内僕の知らない場所にあるかも知れないデータが心配になって結局はほとんど全てのフォルダもチェック。

 ここまでで4時間以上使っただろうか。もうクタクタだ。

 これで軽率にリカバリーしてはいけない。今日はここまで・・・、というのが昨日のこと。

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 朝一(ちょっと疲れが貯まっているようで、少し遅い朝一だったが)、H医協会さんに連絡を取りまずは1度目の訪問。ハードディスクの損傷具合をチェックした時の画像を見せて説明し、このハードディスクのままでリカバリーしたいことを了承してもらう。更に取り出したデータを見てもらいこれに抜かりがないかも確認。これもOKだ。

 さぁ、ここからが早かった。

 家に帰るとハードディスクを取り出すために箱開けしたパソコンを組み戻し、リカバリー開始!!

 VISTA機が動くパソコンはスペックが高いのでリカバリーは40分程度だろうか。リカバリーはリカバリーイメージをCドライブに単にコピーするだけで、しかもそのコピーは同一ハードディスク内のことなのでとても早い。しかもOfficeソフトのインストールもリカバリーの中の一部として組み込まれているので画面の指示に従ってCDを入れ替えてやるだけでことは済んでしまう。

 さぁ、これなら購入後に入れたソフトのインストールやホームページデータの復旧も出来る。家で出来ることは全部やってしまい、後はH医協会さんに出向いてネットワーク設定とメール設定とプリンター設定だけだ。

 一度やってることはあっという間。このパソコンをH医協会さんが購入された時のそのあとのことは僕がやってるから、これらの作業も短時間で済んでしまった。

 今度こんなことが起きたら困らないように、バックアップの仕組みとリカバリーディスクの作成を後日やらせてもらうようお願いするつもりだったが、バックアップの仕組みも済ませ、リカバリーディスクの作成方法を事務員のKさんに説明し、更にそれが詳しく書いてある説明書のページも伝える。この部分をKさんがやってくれれば、この件はこれで解決と言っていい。

 リカバリーから現地での仕上げで4時間くらい?

 こうしてみると、作業本体よりもチェック、準備の方がはるかに手間隙がかかることのようだ。