2010年1月12日(火)
朝一、岡豊のU田さんからノートパソコンを受け取るためにサティの駐車場へ。
U田さんのご依頼はデータレスキュー。
XPの「My Picture」の中に大量に貯まった写真を整理しようとして、どうかした拍子に中身をみんな削除してしまった。それも容量が多すぎるために「ごみ箱」を経由しない形での削除になってしまって・・。
一旦「ごみ箱」に捨て、その後「ごみ箱を空にする」形での削除だったらフリーソフトでデータを復旧させたことが何度もあるが、さて、「ごみ箱」を経由していない場合は可能なものなのか・・。やったことがないので正月明けに連絡をもらってからしばらくアチコチ調べて、フリーならこのソフト、それでダメなら有料のこのソフトという準備をしてから今日作業することになった。
その間、U田さんのパソコンは使わないで置いておくように頼んである。削除したデータが復旧出来るのは、データを削除したといっても「ここにこういうデータがあるよ」という情報が削除されただけで、データの中身はそこに残っているからなのだ。でも、そのデータは無いもの扱いなので、その後パソコンを使う内に他のデータが上書きされると、もうデータは復旧出来なくなるのだ。メールを受信したり、ホームページを見たり、ワード文書を作ったり、その時書き込まれるデータが、削除されたデータがあった場所に書き込まれるとそこにあったデータは復旧出来なくなる。だから、データ復旧のソフトも問題のパソコンにインストールするのでは無く、別のパソコンにインストールして問題のパソコンのハードディスクを取り出し、外付けのハードディスクとしてその中を検索する。
さて、結果は・・・
「ごみ箱」を経由していない削除データはフリーソフトでは無理だった。とことん探せばそういうものもあるのかも知れないが・・・
有料ソフトではそれが表示された。最初は体験版としてネットからダウンロードし、削除データの検索をする。体験版では検索は出来るが復旧は出来ないようになっていて、検索結果で目的が果たせるようだったらシリアル番号を購入しそれを使うことで復旧が出来るようになる。
写真の枚数、8000枚以上!DVD2枚に焼いて、昼過ぎにはもう一度U田さんとサティ駐車場で会い、それを渡すことが出来た。
パソコンは別のもので代替が効くけど、データは取り返しがつかない。やはり、大事なのはバックアップだ。U田さんはDVDに焼くなり、外付けのハードディスクを買うなり、今後はバックアップを心がけるとのこと。
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夕方、「ネコの戸締り」のM浦さんのところへ。
仕事つながりの方に組んでもらったVISTA機のマウスが認識されない。一度はその方に見てもらってその場では直ったのだが、家に持ち帰ると又同じ症状が・・・。
USBマウス、ダメ。昔ながらのPS2もダメ。ドライバその他、設定をいろいろ見るが解決しない。おまけにシャットダウンすると、電源が落ちた後こちらのネライではない再起動が始まり「Windowsが正常に終了しなかったので云々・・」のメッセージが出る。なんか怖いなぁ・・・。
「これ、組んでもらってからまだほとんど使えてないんですよネ。それでこの状態だったら、VISTAを入れ直してもらった方がいいかも知れませんよ。」
M浦さんもそれを理解してくださる。
そして、その後の会話で、その方が見てくれた時には、BIOS保持の電池を外したり電源のマザーボードに挿してあるコネクタを外したりしているどうかした拍子にマウスが認識されるようになったということを聞いた。
そうか、それやってみようか・・・。人様が組んだばかりのパソコンということで、そういう発想をしていなかった。
これが効いた。
まず、起動のスピードがこれまでと明らかに違う。マウスポインタも動くし、謎の再起動も起きなくなった。
「放電」による回復ということか・・・
今回はM浦さんに助けられた。M浦さんは、人の作業を観察したり、会話から汲み取ったことを、次には自分でやってみるという人なので、その観察力が役に立ったというワケ。
後はこういうことが短期間の内に再発しないかということが問題だが、それは今後の様子見ということになる。