2010年1月16日(土)

リハ日の新年会

 今日は今年最初の舞台仕事の日。場所はカルポート、ものは日本舞踊。

 寒さと眠さに負けて起きたのがギリギリで、遅刻こそしなかったが、ホールに着いた時にはみんな中に入っていた。いつもその年一番の舞台仕事の時には搬入口のシャッターの前で、「今年もよろしく」なんて挨拶を交したりする場面があるのだが、今年は僕はその場面に居合わせなかった。

 そうだよ、今日明日の舞台仕事は今年一番なんだ。

 今日は仕込みとリハの日なのだが、照明の涼しげさんの発案で、新年会とあいなった。

 大道具のメンバーに真殿さんという絵描きのお師匠さんがいて、真殿さんのことはずっと前にこの日記にも書いたことがあるのだが、ここ数年真殿さんは打ち上げに出ていない。打ち上げの時、舞台の人間は緊張の一日からの開放感ゆえか明日のことなど考えずに飲む傾向がある。真殿さんも、というか、真殿さんはというか、その傾向が強くて、翌日の仕事に支障を来たしてしまって会社から打ち上げ参加ご法度になってしまった。それ以来、真殿さんは日曜本番の舞台仕事の時は打ち上げに出なくなった。

 打ち上げに出ないだけで、帰った後自分では飲んでるんじゃないかと僕は思っているのだが(^^)、とにかくここ数年、我々は真殿さんなしの打ち上げをやっている。真殿さんがいるかいないかで打ち上げの場の空気が違うくらい真殿さんは個性的な人。今日新年会をやれば、真殿さんも出れるじゃないか・・・、というのがやさしい涼しげさんの発想なわけだ。

 でも、明日に本番を控えて今日飲んでていいんだろうかねぇ・・。まっ、二次会三次会と際限無くやらなければいいわけで、そこらはみんなも分かっているか。

 久しぶりに真殿さんのいる飲み会はにぎやか。真殿節は健在だ。ちょっと一般人とは違った方向からのものの見方とそれを裏付けるこれまた視点の違う豊富な知識で真殿さんはいつも話の真ん中にいる。これをここ数年やってなくて真殿さんよくぞストレスにならないもの。まぁ、ここでそれをやらなくても毎日どこかでこういうのをやってるんだろうけど・・・(^^)

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 新年会は節度ある終わり方で、一次会で解散。

 それぞれに別れて店の前に残ったのは龍史君と僕とカラタチさんの紹介で道具仕事に加わった若者一人。

 「もう帰るんですかぁ?」

 と、龍史君。

 アーララ、ここにこんな人がいた。龍史君は宵っ張りでなかなか寝付けない人だから、夜の11時や12時辺りは宵の口なんだ。

 それから、3人でKAZに行き2時台に帰途についた3人なのであった。

 まさか、解散した後で、それぞれが同じようなことしてるわけじゃないよなぁ・・・