2010年2月6日(土)
最近舞台仕事が減ってると書いてる割には1月2月と続いてる感じ。今日は県民文化ホールのグリーンで日舞の大道具。
おそらくこれ以降ガタッと量が減るのではあるまいか。
今日の道具は日舞のお師匠さんの持込であまり大きな飾り物は無く、メンバーは曽我さんと龍史君と僕の3人。
僕が曽我さんに引っ張り込まれて初めて舞台に連れて行かれた時そこにいたのが龍史君で、この3人で道具仕事というのは初めの頃のイメージだ。
あれからもう15年以上経っている。
いつまでも新人で進歩が無い僕は若いまま(?)だが、龍史君は立派なチーフ格の人間になり、曽我さんはいつまでも異常な元気さ・・・
のハズなのだが、アレレ、今回は様子がおかしい。
体調がずっとおかしいとも言っているが、それくらいでトーンダウンするような人間でもないのに・・。
いつもなら、あれはこう、それはどうと、要所要所の細かい指示を出すのだが、今回は完全に龍史君と僕にまかせっきり。
何かあったのかも知れんし、こうやってある時期を境に老いはやって来るのかも知れん。
「寂しいねぇ。こうやって老兵は去って行くのかも知れんねぇ・・。」
僕の極端な感じ方に龍史君が「エエー?」と驚き混じりに笑った。「なんてこと言ってるんですか?」というように。
僕は僕で、昨日、義理の父がICUに入り、昨日今日と危ない状態なので、こういうことが重なって見えてしまってるようだ。
今日もこの仕事が終わったら即日赤に行く予定。
従って、打ち上げには出ない。
仕事が終わり、曽我さんにそれを言うと、曽我さんも今日は次の用があって今日は打ち上げなしとのこと。
「俺らの年になったら、やれ誰が死んだ、誰が倒れたゆうて、そんなことばっかりよ。俺も、死んだおやじの何回忌のゆうて行かんといかんき。」
その通りなんだけどね、うちのじいちゃんには持ちこたえてもらわないといかん。
さぁ、これから病院へ直行だ。