2010年3月 5日(金)
毎週金曜日のU田さんのところに行く前にじいちゃんの見舞いに行った。
U田さんのお宅は和泉町で、じいちゃんが入院している日赤は自転車で5分くらいのところにある。
部屋に入るとそこにはベッドで上半身を起こした状態で座っているじいちゃんの姿。
「おー、見違えたねー。」
前回来た時と比べると雲泥の差だ。
じいちゃんは右手を差し出して握手を求めて来た。完全ではないが話も出来るようになって、しっかり意思の疎通も出来る。
「じいちゃんが倒れて心配したき、僕は5キロも痩せたでー。」
「ヒャハハ・・」
ワッハッハとは行かないが、じいちゃん、ちゃんと笑ってるヨ。
一方じいちゃんはひと月以上のベッド生活で、足や手の筋肉が萎びてしまっている。
「今度、ダンベルを持って来ちゃうき。」
「ヒャハハ・・」
これならもう大丈夫だ。いつかホントにダンベルでリハビリしているじいちゃんがいそうだ。
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ICUにいる時は、心臓が強いから生きているだけ、それも薬と器械の力を借りてという状態だったんだからなー。
そのことをU田さんに言うと・・・
「心臓というのはネー、ほんとに不思議な臓器ですよ。体の中にもうひとつ別の生き物がいるようなもので、他の機能が全部ダメになっても最後の最後まで、生きよう、生かせようと動き続けますからネー。」
とのことだった。
じいちゃんもその心臓に助けられたわけだ。